第29話 惑星ガニメデへ
「ちいさんはホテルなどに隠れてればいいさ」
「惑星ガニメデへはどのくらい遠いのだい?」とジル。
「250万光年ほどだ」
「え~と。つまり...」キューは悩んだ。
「光の速さで250万年かかるということさ」とジル。
「え!無理じゃないか!」とキュー。
「どうするんだ?」とコング。
「大丈夫さ。コマンダーX10はワープ航法ができる。あんまり使いたくないがね」
「ワープ!映画みたい」とちい。
「ちゃんとお礼も払う。2億ギーグでどうだ」
「2億!そりゃすごい!」キューは驚いた。
「そんなに貰えるのか」とコング。
「MINKUハンターが捕獲に失敗したら、我々もどうなるかわからない。お願いする」
「行こう!コング。マウル星だって支配されちゃうよ」
「一暴れしようぜ、コング」とジル。
「私は大丈夫よ。コング」とちい。
「うむ。いいだろう。お供するよ。ショーン」コングが言った。
「よし。決まりだ!出発は早い方がいい。頼んだぜ!」
ちいたちは支度をして、ホテルを出た。
「武器を返してもらったよ」とジル。
コングのマスターブレードとジルの弓矢だ。
アシュタールには惑星ガニメデに行く事を止められたが、コングたちは行くことにした。
ショーンの宇宙船が止めてある所に向かった。
「よく来たね。準備は出来ている。今すぐ行けるぞ」
「MINKUたちもいるの?」キューが聞いた。
「うん。いる。貨物室にいるよ。ワープの時、本当はできるかぎり物体は少ない方が良いのだが、仕方ない。奪われたら大変だからな」
「ポルサはゲージから出して、狭くて可哀想」ちいが言った。
「分かった。剣MINKUだね。ゲージから出そう」
ちいは貨物室に行き、剣MINKUのポルサのゲージに向かった。
ショーンはダイヤルを回し、ゲージを開けた。
ポルサが出てきた。
「暗くて怖かった...」ポルサが呟いた。
「ごめんね。ポルサ。もう大丈夫」ちいがポルサを抱きしめた。
「それでは、出発しよう。みんな、離陸の時だけシートベルトを締めてくれ」
皆はシートベルトを締めた。ポルサはちいが抱えた。
「キュー君。計器の補佐を頼む」
「は、はい!」
「離陸滑走路、風向よし。フラップ設定、トリム調整、オートブレーキ設定よし。行くぞ!」
宇宙船コマンダーX10は加速して、滑走路からゲートを出た。
「時速28,000km!」
「計器、赤くない」
コマンダーX10は宇宙空間を飛行した。
「みんな大丈夫か?気持ち悪くない?」ショーンが言った。
「すごい衝撃だった」キューが言った。
「行こうぜ。惑星ガニメデへ」コングはフラフラになっていた。
「大丈夫か?コング」ジルが笑った。




