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第26話 ジャッジ

 マーベリックはダイヤモンドケトルでゆっくりドリップを開始した。

敵宇宙人もドリップを始めた。

お湯の湯気が立ち込める。

 豆がもこもこと膨らむ。

マーベリックは何回かに分けて、コーヒーを抽出した。

そして、淹れ終わり、ケトルを置いた。

マーベリックはカップにコーヒーを注いだ。

チームは4つのMINKUたちの意識を解放し、パワーを送った。


 宇宙人も淹れ終わり、両者のコーヒーがカップに用意された。


 (すべての人にコーヒーの味わいが分かるようにする)


宇宙人がテレパシーを送ってきた。


 「すべての人に?」キューが司令室で言った。


一応、非常事態に備え、チームは銃も用意していた。

緊張が走る。


宇宙人の代表がテーブルの上にマーベリックが淹れたコーヒーと宇宙人の淹れたコーヒーを確認する。


 (では、飲み比べる)


 まず、代表の宇宙人は自分たちのコーヒーを飲んだ。


 ちいたち、司令室にいた人たち全員の感覚に、コーヒーの味わいが伝わってくる。

不思議な感覚。


 「分かる...宇宙人のコーヒーの味が...」


 「不思議な味...」


 「涙が出そうになる」


アトラス軍全員が敵宇宙人のコーヒーに酔いしれた。


 代表の宇宙人は今度はマーベリック達のコーヒーを飲んだ。


 また、全員にコーヒーの味わいが共有される。


4つのMINKUはパワーを送り続けている。


七色のオーラが輝くコーヒーは特別な味わいだった。


 「美味しい!これはすごい」


 「余韻が良い」


 「酔いしれる...」


アトラス軍はイメージが頭の中に入って来る特別な状態を楽しんだ。


 敵宇宙人がカップを置いた。


深いため息をつく。


 (良いコーヒーだった。ただ、焙煎に少し問題がある。少し鮮度が落ちている。香りも弱い。その他はとても良いコーヒーだった。だが、まだ対決は終わらない。私たちは諦めない。一ヶ月待つ。もっと良いコーヒーを作ってくれ。もし、あなた達のコーヒーが負ければ制裁を下す。あなた達全員の味覚を永久になくす)


 「味覚を!なんだと!」コングが大声を出した。


 (今回はここまでだ。期待している。また一ヶ月後に来る)


 マーベリックたちは道具を片付け、宇宙人の小型宇宙船から引き上げてきた。


 マーベリックたちチームが司令室に戻った。


 「よくやった。ご苦労」ハスラー司令官が言った。


「お帰りなさい。美味しかったよ」キューが言った。


「ああ。疲れた。やはり焙煎がだめだった。minku coffeeの豆は古かったか」


「新鮮なコーヒーを焙煎する人を探さなきゃな」とジル。


「1ヶ月後にまた対決だ。それまでに香りのMINKUと焙煎人を見つけなくては」



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