第25話 対決
「そろそろ時間です。用意は良いですか?」とアシュタール。
「はい。大丈夫です」ハスラー司令官が言った。
「では、宇宙人に交信を始めます」アシュタールは交信をはじめた。
(分かった。今、対決の小型宇宙船を出す。そこで対決だ)
「テレパシーか!頭の中に言葉が入ってきた!」ショーンが言った。
「俺も聞こえた。たぶん全員の頭の中に届けたんだ」とコング。
「小型宇宙船確認!」オペレーターが言った。
「よし。我々もあの宇宙船に移動する。道具を一式持っていくぞ」ハスラーが言った。
アトラス軍は10人のチームになり、小型宇宙船に向かった。
指揮するのは軍曹のマーベリックだ。
コング、ちい、キュー、ジルとショーンは司令室から見守る事になった。
4つのMINKUはチームが連れていった。
「勝ってくれよ」ショーン達は祈った。
小型宇宙船の内部はチームの撮影で、見る事ができた。ライブ中継だ。
アトラス軍のチームが対決の小型宇宙船に移動した。
小型宇宙船の内部は我々の宇宙船とは違った。キラキラ光る内装で、鉄なのかよく分からなかった。
マーベリック達が道具のセッティングをしている。
敵の宇宙人が現れた。姿は光り輝き、ガウンのような服を着ているように見える。
宇宙人もコーヒーの道具をセッティングしている。
見たこともない道具だ。
(審判はいない。我々は公平に味を見られる。おいしいかどうかは我々が決める)
またこちらにテレパシーを送ってきた。
「相手に委ねるしかないな」ハスラーが言った。
(では、用意はいいか?始めるぞ)
「よし。やろうぜ。みんな」マーベリックが動き出した。
対決が始まった。
アトラスのチームの一人がコーヒー豆を量った。コバル星ゲルシャの豆だ。全宇宙で300グラムしか取れない豆。
もう一人がブラックホールグラインダーで豆を挽く。なんとも聞き慣れない音で挽いている。時空の歪みで挽いている。
ダイヤモンドケトルでお湯を沸かし、マーベリックがケトルを持つ。
サーバーの上に金だけで出来たゴールドドリッパーを設置し、フィルターを置いた。
コバル星ゲルシャをペーパーに敷き詰めた。
司令室でちいたちは緊張して見守る。
マーベリックがお湯が92℃になり、ケトルを持った。
「MINKUをすべて解放してください」アシュタールが無線で指示を出した。
4つのMINKUたちの意識を解放した。
コーヒーの粉が七色に輝き出した。
「すげぇ。MINKUの力だ」ショーンは感動した。
「よし。抽出を始める」マーベリックが抽出に入った。




