第24話 夢のドリップ
「いつかあの男は大きな問題を起こす気がするわ」
「ああ、そうか。気をつけるよ」とコング。
「よし。みんな。惑星ガニメデに行ってる暇はない。ひとまず、アシュタールの基地惑星へ戻ろう」
「ポルサ、一緒に行こうね」ちいが言った。
「うん...」
「じゃあ、行ってくるよ。魔女」とコング。
「宇宙の平和を頼んだよ。キューも頑張るのだよ」
「うん。頑張るよ」
「では、原種MINKUと剣MINKUを一緒に、行こう!」
コマンダーX10は浮上し、出発した。
魔女のお城がもう小さく見える。
「すぐ着くぜ。ほら、もうすぐそこに基地惑星がある」
「地球と月の位置みたいね」とちい。
「行ったり来たりで、疲れてきたぞ」とコング。
「そうだな。もう少しさ。きっとコーヒー対決も勝利するさ」とショーン。
「惑星デニメタのMINKUは香りの役割なんだね?」とキュー。
「そう...原種MINKUから進化した。突然変異...」
(うほ!そいつを捕まえれば、5つのMINKUが揃う!)ショーンは目を輝き出した。
コマンダーX10はアシュタールのいる基地惑星に到着した。
司令室に皆で行った。
「アシュタールさん。見つけましたぜ。MINKU2種」
「ご苦労。こちらもコーヒーを淹れる体制が整ってきました」
「ドリッパーはゴールドドリッパーを使う。ぜんぶ金で出来ている」とコックの軍曹マーベリックが言った。
「ケトルは?」とジル。
「宇宙ダイヤモンドを使う。もう試作品が完成した。湯が沸くと内部から星明かりのような輝きを放つ」
「そして、minku coffeeの中でも、もっとも高価で希少なコバル星ゲルシャの豆を使う。全宇宙でも300gしか入手できない豆だ」
「こ、コバル星ゲルシャ!幻の豆じゃないか!」とコング。
「惑星が4つほど買える値段になる」とジル。
「コバル星ゲルシャはさすがにまだ使えないが、コバル星カルーシャというゲルシャよりリーズナブルな豆がある。これで、テストドリップしてみよう」ハスラー司令官が言った。
「あ、アシュタールさん。惑星ガニメデに香りのMINKUがいるみたいなんだ。それが揃えば5つもMINKUが完成しますよ」とショーン。
「そうですか。でももう時間がありません。そろそろ時間切れです。24時間の猶予ですから。惑星デ二メタにはMINKUハンターを行かせます」
(ち、MINKUハンター使うのかよ)
「よし、みんなテストドリップだ。位置に着いてくれ」
「グラインダーはどうするんだ?」とジル。
「ブラックホールグラインダーを使う。ブラックホール降着円盤由来の超高密度カーボン結晶で豆を入れると、刃が「回転」ではなく時空の歪みで豆を引き裂くんだ」とマーベリック。
「すごいことになってきた!」キューはワクワクした。




