第23話 原種MINKU
「MINKUか。そういえば、忘れてたがいたな」とコング。
「剣MINKUはなんの味わいを強化するの?」キューが言った。
「僕は...甘さ...」ポルサが呟いた。
「おお!甘さか。よし。コーヒーはあるかい?」ショーンが魔女に聞いた。
「minku coffeeの豆があったよ。たしか」
魔女はキッチンに取りに行った。
「あった。あった。恋空ブレンド」
「それ好き」ちいが笑った。
「淹れてみるかね」魔女はグラインダーで豆を挽いた。
「俺に淹れさせてくれ」ジルが言った。
ジルはケトルで丁寧にドリップした。
剣MINKUからパワーが出ているようだ。
コーヒーが光り出している。
コーヒーが淹れられた。
大勢で飲むので、ほんの少しずつ皆のコップに注いだ。
「もうかなり甘い香りがする!」キューが言った。
皆は飲んだ。
「甘い!とてつもない甘さ!砂糖がたくさん入ってるかのよう」
「ショーン、どうだ分かるか?」とコング。
「そうだな。甘いな」ショーンはゆっくりカップを置いた。
「原種のMINKUも連れてこようぜ!」コングが言った。
「そのへんの外にいるわよ」
「よし。キュー君。俺と捕まえに行こう」ショーンが言った。
「行こう!」
ショーンとキューはお城の外に行き、MINKUを探した。
「いつもこの辺にいるのだけど」
「まさか、俺が長年探し求めていたMINKUが、こんな近くの惑星に二匹もいたとは...」
「あ、いたよ!」MINKUが大好物のパモンの花粉の蜜を吸っていた。
「ごめんね。MINKU。ちょっと一緒に来てね」キューはやさしくMINKUを捕まえた。
MINKUは大人しくこちらに来た。
「信じられん。こんなに抵抗しないで、捕まえるなんて」
「この星では、MINKUに悪さをする人はいない。MINKUも安心してるんだ」
ショーンとキューはMINKUを抱え、お城に戻った。
「見つかったようだね」魔女が言った。
「さあ、もう一杯コーヒーを淹れよう。どんな味わいを強化するか楽しみだ」
ジルがもう一杯、コーヒーを淹れた。
皆は期待して、コーヒーがぽとぽと落ちるのを眺めた。
「さあ、淹れ終わった。飲もう」
皆は味わって飲んだ。
「ん?これは...さっきと変わらないんじゃない?甘いコーヒー...」
「そうだな。特にさっきのと違わないかな」
「どういうことだ。魔女」
「わからないわよ」
「原種MINKU…5つのMINKUが揃うと力が出る…コク、余韻の味わいを出す…」
「君!本当か!そういうことだったのか。原種MINKUだけいてもだめなんだ。あと一種類!それはどこにいる?」
「惑星デニメタ…そこにいる。香りのMINKU…」
「君!わかってるじゃないか。素晴らしい」ショーンは興奮した。
魔女がぼそりとコングに言った。
「あのショーンという男。少し闇を感じる。気をつけなさい」
「ああ…そうか?」
MINKUがパタパタと部屋を飛んでいた。




