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第22話 マウル星へ

 「急いでコマンダーX10に戻るぞ!」ショーンが言った。

 

 「こちらもコーヒーの調整をしておきます。MINKUをよろしく」アシュタールが言った。


「よし、行こう」


 ショーン、ちい、キュー、コング、ジルはショーンの宇宙船コマンダーX10に乗った。


「時間がない。すぐ発進する。みんなシートベルトを付けてくれ」


ゲートが開き、ショーンはスロットルを全開にした。


 コマンダーX10は強い衝撃音を立て、発進した。


 「宇宙エレベーターで繋がってるだけの距離だ。すぐ着くぞ」


 本当にすぐ着いた。もうマウル星が見える。

コマンダーX10は大気圏に突入した。


 「近いだろう。さて、剣MINKUはどこにいるのかな?」とショーン。


「西の魔女さんの所に行けば探してくれるわ」


「よし。そこに行こう」


「俺が案内する。言うとおりに飛んでくれ」とジル。


「分かった」


ショーンはジルの言うとおりに飛行し、西の魔女のお城に着いた。


「また、待っていたよとか言うんじゃないのか?」コングが言った。


西の魔女のお城の上を飛行していると、コマンダーX10の調子がおかしくなった。


「あれ、出力が不安定だ」


コマンダーX10はフラフラして、勢いがなくなった。


西の魔女の声がした。


 「うるさい乗り物だね。着陸しなさい」


「魔女さんだ!」ちいが喜んだ。


「お、っとと」ショーンは必死に操作し、着陸した。


西の魔女の門が勝手に開いた。


 「よし。みんな着陸した。おりよう」


 お城に皆が入ると、西の魔女が出迎えた。


「待っていたよ」


「やっぱり!」コングが喜んだ。


 ショーンは今回の件を一から魔女に説明した。


「この宇宙の危機ね。協力するわ」


「剣MINKUはどこにいる?」ショーンが聞いた。


「ポルサは?ポルサなら会話も出来ていいんじゃない?」ちいが言った。


ポルサは前回の戦いで出会った、剣使いのMINKUである。妖精だが、剣MINKUの中でも地位があった。


「よし。召喚させよう」


西の魔女は魔法の呪文を唱えだした。


皆は緊張して、見守った。


魔女が呪文を唱え終えると、紫色の煙が立ち込め、部屋の中が煙で見えなくなった。


煙が落ち着くと、剣MINKUのポルサがいた。


 「ポルサ!」ちいがポルサを抱きしめた。


「ちい。こんにちは...」


ポルサはキョトンとして、訳がわからないといった感じだった。


ポルサに一から説明した。


「あの...剣MINKUだけじゃなくて...MINKUもいるのだけど...」ポルサがぼそっと言った。


「MINKU?というと、ただのMINKUってこと?」ショーンが目を丸くして驚いた。


「そういえばそうだわ。MINKUという妖精がいたわ。うっかりしてたけど」ちいが言った。


「原種のMINKUだよ。きっと最も必要になるよ」魔女が言った。

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