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第18話 ちょっと待ってください

 「ハスラー司令官から無線です」


「うむ。変わろう」アシュタールは無線を取った。


「アシュタール閣下。青白い光からなにやら電波信号が送られてきています。解読をお願いできますか?」


「分かりました。そちらに行きましょう」


 アシュタールは神殿から小型宇宙船で、アトラス連合艦隊空母へ向かった。


 空母では緊迫した状況で、隊員たちが集まっていた。


「おお。アシュタール閣下。こちらの信号をキャッチしました」連合艦隊司令官ハスラーが言った。


 アシュタールはヘッドホンを付け、信号を解読した。

アシュタールはあらやる宇宙語を理解することが出来た。


「うむ。少し聞き慣れない宇宙語ですが、だいたい分かりました」


「なんて?」ハスラー司令官は迫った。


 「一つの宇宙船を送るから、そこで対決をしたいとのことです」


「対決!?銃撃戦?格闘?どうやって戦うのです?」


「それが、コーヒーです」


「コーヒー?」司令官も隊員も呆気にとられた。


「詳しく聞きましょう。こちらの音声を電波で送ってください」


 連合艦隊はアシュタールの音声を電波で送った。


 しばらくすると、返答の信号があった。


アシュタールが聞く。


 「・・・・やはり・・コーヒー対決を望んでいます」


「なぜ、そんな戦いを・・・」ハスラー司令官は呆然としていた。


 「宇宙は広い。武力の戦いを野蛮と見なす種族もいます。相当の武力はあるのに、それを超越した戦い方を好む。彼らの宇宙ではなぜか、コーヒーがすべてなのです。価値観はいろいろある。お金や武力が大事という我々種族とは違うだけ」


 「コーヒー・・ですよね。我々が普段飲んでいるあのコーヒーですよね・・」


「はっきりいって断れない戦いです。そこだけは非情のようです」


「我々が戦いを承諾しなかったら?」


「どうなるか分かりません。棄権とみなし、ジリアー族のように一瞬にして消されるかもしれません。彼らの力は強大です」


「なら、やりましょう。我が艦のコックチームにコーヒーも扱っている隊員もいる」


「いいですが、普通のコーヒーではだめでしょう。超越したコーヒーでなければ勝てないでしょう」


「相手は今すぐ、コーヒー対決すると?」


「そのようです。彼らは・・」その時、無線が入った。ショーンだった。


 「すいません。会話を傍受していました。ちょっと待ってください。そのコーヒー対決。俺の宇宙船にいるMINKUが必要になるかもしれませんぜ」


 「ショーン。なぜMINKUが必要なのです?」アシュタールが聞いた。

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