表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/159

プロローグ2〜 アリエッタのこと

アリエッタの住む世界です。

ここは、シーシェル王国。

周りを海に囲まれた、島国です。

国の南側は雪でおおわれ、流氷が接岸する寒冷の海。

北側は、年中、珊瑚礁が美しいコバルトブルーの常夏の海があり、

豊かな土地で暮らす人々は、

海と海の生き物を大切にし、明るく穏やかで優しい国民性です。



研究所所長に怒られた私は、

アリエッタ、20歳。


最近、王立アカデミーで7年学び、高度課程・海洋生物学科を無事に卒業して、

シーシェル王立海洋研究所での仕事がスタートした。


仕事は、海と海の生き物を癒し守る「海洋生物特級ヒーラー」。

私の特殊能力の件は、海の生き物と、お話出来ること。

傷ついた魚達と話し癒し、海を知り、海を癒し、

人を含めた命あるものが、幸せに暮らせる国を願いたいのです。


研究所の仕事は当直もあるので、研究所隣接の寮に住むことになり、入寮手続きを済ませて、

所長室にご挨拶に行くと、所長が成績のことで、怒っていたわけ。


怒り心頭のヴァシリス所長は、実は王立アカデミー時代の大先輩。

海洋生物にかけては、凄腕の研究者。

幼い頃から、神童と言われ、

最高レベルの超特級ヒーラーで、王国の至宝と言われるような人。

そんな方に、首席を取れと言われても、

むり、むり、無理です。

ここに勤務する時、アカデミーの成績が首席の

条件はなかった?はずなのに。

お魚と、会話できる方が、技能としては、ダントツなんだけど。

診てわからなきゃ、問診、必要でしょう?


でも、これから、毎日、先輩(所長)と、

お顔は合わせなくちゃいけないし、、

ポジティブに前進!!


ヒーラーは魔法使いでも聖女でもないけど、

《気》いわゆる人が持っている気力を、

エネルギー化して、自然界に働きかけて、

歪んだり、途切れたりしたものを、修復し回復させ、本来の命を全うして生きらるように治療する役割と言われている。

もちろん、自分の《気力》を使うわけなので、

使ったら充電し、また使えると言うもの。


元から持っている《気》の量で、ヒーラーレベルが異なっていて、

所長は、たぶん、無限大♾ではないかとの噂があり、私はやはり限度あり。

特級の下に、上級、中級、下級とあり、

それぞれに癒す役割が分かれていて、

みんなで助け合う事で、効率的に癒しが行われると言うこと。


たくさん助けたい、その気持ちが大事だよね。



読んでいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ