EPUBを編集しよう
3.電子書籍(EPUB)化する の続き その2
前回までで作成されたEPUBでも概ね問題ないのですが、こだわりたい方は表紙を付けたり、挿絵をいれたりなどができると嬉しいという方もいると思います。
ここではEPUBの編集方法について触れていきます。
■表紙をつける
表紙をつけるだけであれば簡単です。
Narou.rbで管理される各小説のフォルダに「cover.png」という名前で画像をおいて、Convertし直すと表紙が追加されたEPUBが出力されます。
■もっと細かい調整がしたい
Sigilというツールを使うのが便利です。
Narou_rb_インストーラ一式.zipの中に「Sigil-1.8.0-Windows-x64-Setup.exe」というインストーラが入っているので、必要な方はこちらからインストールしてください。
割と直感的に操作できますが、HTMLなどのマークアップ言語に慣れていない方には難しいかも知れません。
※下手にページを削除したりするとリンク切れが起きたりするので要注意です。
ただ、挿絵の追加は簡単なので、ここで少しだけ解説します。
Sigilを起動して、編集したいEPUBファイルを読み込むとこのような表示になります。
挿絵を追加する場合、まずプロジェクトに画像の追加を行います。
上部にある緑のボタンをクリックするとファイル選択画面になるので、追加したい画像を選択してください。
画像を追加したら挿絵を挿入する場所を選択して、コンテンツの挿入ボタンをクリックします。
すると、選択した場所に画像のタグが追加され、プレビュー画面に選択した画像が表示されます。
このようにして挿絵を追加することができますので、画像が用意できる人は挿絵の追加なども検討してみると良いと思います。
なお、Narou.rbは小説家になろうの挿絵にも対応しているので、小説家になろうを使用している人の場合、小説家になろうで掲載しているもの自体に挿絵を追加するのも手です。
Sigilでは他にも色々編集が可能ですので、自身で気に入る形になるよう編集してみてください。
EPUB化についてはここまでになります。
引き続きAmazonおよびBookWalkerへの登録など記載してみる予定です。