EPUBファイルを作る準備をしよう
電子書籍にする原稿と表紙ができたら、EPUBファイルを作っていきます。
EPUBファイルというのは電子書籍の一般的なファイルフォーマットで、調べた感じ大体の電子書籍販売サイトはEPUBに対応しています。
また、販売サイトによっては他の形式に対応している場合もあるので、自身で作成しやすいファイルフォーマットがあり、販売サイトがそれに対応している場合にはそちらを選択するのも良いと思います。
例えば、AmazonのKindleストアはMicrosoft Wordのdocxのファイル形式に対応しているので、マスターデータをワードで用意できる人はdocxで作成するのもありだと思います。
自分がEPUBを選択した理由は以下です。
・BookWalkerとKindleで販売したかった(BookWalkerがEPUBにしか対応していない)
・小説家になろうの投稿済みのものからEPUBを作る方法を見つけた
では、実際にEPUBファイルを作る方法です。
EPUBファイルを作るためにNarou.rbというツールを使います。
これをインストールして使えるようになれば勝ち確です。
<Narou.rb>
https://github.com/whiteleaf7/narou
こちらにインストール方法なども書いてあるので、ITリテラシーの高い方はリンク先を参照して作業を行っても良いですし、下記にインストーラなどをまとめたので、こちらを使用いただいても良いです。
■Narou_rb_インストーラ一式について
Narou.rbを使用するにはJAVAなどのインストールも必要で、結局何がいるの?というのを把握するのが結構大変だったので、必要なインストーラ一式をまとめたものを作りました。
Window10 64bit環境で確認しています(たぶんWindows11も大丈夫)
もし、動かなかったらごめんなさい。
Narou_rb_インストーラ一式.zip(320MBほどあります)
https://drive.google.com/file/d/1QSfpbpT-nqvqqVpBZFIIYO4VEc4Fzr0z/view?usp=sharing
ダウンロードしてZipファイルを展開すると、下記のようなものが入っていると思います。
ここに含まれる「install.bat」を起動すると、インストーラなどが順次起動されますので、基本的にはデフォルトのままOK、Nextなどで進めてください。
処理は下記の順番で行われます。
AozoraEpubのコピー
Javaをインストール
Rubyをインストール
Narou.rbをインストールします
Narou.rb初期化
Rubyのインストールの際にいくつか選択があります。
1つ目の画面で「I accept the License」を選択してください。
次の画面で「Add Ruby exutables to your PATH」にチェックが入っているか念の為確認ください。
(たぶんデフォルトで入ってると思います)
また、Rubyインストールの後でMSYS2のインストール用に黒い背景の画面が開きますが、これは何もせずにそのまま閉じて大丈夫です。
Narou.rb初期化の際にAozoraEpubの場所を聞かれます。
「C:\AozoraEpub3-1.1.0b46」と入力してEnterを押してください。
一通り終わると「一通り終わりました、何かキーを押すと終了します。」と表示されますので。
何か適当なキーを打つと終了します。
作業が終わると自動でMyNobelというフォルダが開いていると思います。
(MyNobelフォルダはC:\Users\ユーザー名\Documents\MyNovelに作成しています)
ここに「NarouWeb.bat」というファイルが作られていますので、これをダブルクリックするとNarou.rbのWebUIが立ち上がります。
このような画面が表示されればOKです。
お疲れさまでした。
多分ここが一番のつまづきポイントだと思うので、不明点について感想いただけると嬉しいです。