ボクのジト目は殺傷能力が高いらしい
二度寝したり、スマホでラノベ読んだり、ゲームしたりと引きこもりを満喫していたらすっかり時間は夜になっていた。
なんかこう好きなことしてると、時間経つのが早く感じるのはなんでだろうね?
さくっと晩御飯とお風呂を済ませて、撮影部屋に向かう。
今日は生放送の予定だからね。
パソコンを付けて配信画面を見ると...
チャ:待機なう
チャ:よし間に合った!まだ始まってないよね?!
チャ:全裸待機!
チャ:あと数分が長すぎる...
もうリスナーが集まっていた。
みんなが待っているのはTS後のボクとはいえ、こう盛り上がっているリスナーを見ると思わず顔がにやけてしまう。
配信が始まってすらいないのに流れ続けるチャットを眺めていると予定時刻がやってきた。
ボクはさくっと特殊能力を使ってTSし、時間になったら配信ボタンを押した。
チャ:おっ?そろそろじゃね?
「こんばんはー!」
チャ:おっきた!
チャ:うぉーーーー!!
チャ:待ってたよー!!!!
チャ:今日もハツユキちゃん可愛いね!
「えっ...そう?ありがとっ!」
...ニコッ!
チャ:アッ!...
チャ:これでこの一週間も頑張れる。
チャ:↑いやまだ始まったばっかだぞ!
チャ:↑即堕ちかよwいや俺もだけどw
チャ:前話してたコラボどうなったん?
チャ:あっ!めっちゃそれ気になってた!
「コラボ?あ、リンさんのだよね?」
リンさんとは、1週間前のボクの配信のチャットでコラボしないかと持ちかけてきた人気ゆー○ゅーばーさんだ。
自称じょしこーせーのゲーム実況をしている人で、ゆー○ゅーばーを始めたきっかけがボクの配信だとか嬉しいことを言ってくれている。
チャ:えっ初耳なんだが?
チャ:↑前回のアーカイブ見てこい43分頃な?
「いやー...まだなんも決まってないの。あの後つったーの相互フォローはしたんだけどね。ボクにはDM送る勇気は無いや...」
チャ:決まる所か始まってすらなくて草
チャ:そういや、今まで1度もコラボしてるとこ見たことないな
チャ:...まさかハツユキちゃんコミュ障...?
「こっ...コミュ障ちゃうもん!」
不当な評価を付けられそうになって焦って否定する。
でも、引きこもっているから1対1のコミュ力がなまっている可能性は...すこーしぐらい認める。
リン:ずっとDMまってたのにー!
チャ:コミュ障ハツユキちゃんも可愛いよ!
チャ:あれ?噂をすれば?
チャ:リンさんだ!?
チャ:配信2回連続登場w
リン:まぁ、私もハツユキちゃんにDM送るの恐れ多くて出来なかったんだけどね。
「あ、リンさん!え...(ジトー)...ボクが恐れ多いって酷くない?」
チャ:ぐはっ...ジト目やっばい...
チャ:美少女のジト目ほど殺傷能力の高いものは無い!w
チャ:いや凶器扱いで草
リン:だって相手はハツユキちゃんだもん。レベチじゃん!しょうがなくない?
チャ:...もう今コラボ内容決めれば?
チャ:レベチwww分かるw
「え。採用!リンさん今決めよう?」
リン:え!?急に!?...いいけどw
こうして今日の配信の雑談はリスナーを交えてコラボ内容を決めることになった。
こういうわちゃわちゃしてるチャットが書きたくてこれ投稿した感ある