第79話 バレンタインにはチョコを食べるんだまんごー。
「今、まんごちゃんと桃矢お兄様に見せていただいた。『的場鍬型』と『不知火の型』は、すっごく似ていましたよね。ですから、わたくし、閃いたんでございます!」
ドリア・ヌ・ロドリゲスは、満面の笑みで、高村まんごと高村桃矢に向かって説明する。
まんごは、桃矢とじゃれあっていた手を止めて、ドリアの言葉に耳を向けた。桃矢は、まんごに脇をくすぐられたせいで、息も絶え絶えだった。しかし、なんとか呼吸を整える。
「つ ま り……、でございます。まんごちゃんの習っている『的場鍬型流』と、桃矢お兄様が習っている『不知火流』は、元々は同じ流派で、それが分かれたんでございますわ。あれですわ、お猿さんから人間が生まれたやつです……ええと……。」
ドリアは、頭を抱えて、必死に思い出そうと頑張っている。
「あっ! 私知ってる! 『進化』ってやつだね。元々同じ生物だったけど、分かれて、違う生物になったんでしょ?」
まんごは笑顔で言う。そう、彼女はエロい単語だけでなく、一般的な知識も豊富なのだ。
「そうでございますわ! それが言いたかったのでございます!」
ドリアも、嬉しそうに相槌を打った。
「なるほどなぁ〜。ドリアちゃんの言うことも一理あるよな。それに、師範は、『不知火流』は、昔は『鍬形流』を名乗っていたって言ってたし……。」
桃矢も、ウンウンと頷きながら話す。
「じゃあ、どっちも『鍬形流』が祖先ってことだね!」
まんごは、ウンと大きく頷いた。
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「あっーー、そうそう。次はドリアちゃんが買ってきた『牛乳ビン型のチ○コ』を食べよっか?」
(作者注:もちろん! 前回に引き続き、チョコレートの小さい『ョ』は伏字になります! なんとなくですので、他意はありません! どうかお気になさらず!)
「そうでございますわ〜。今日はチ○コを存分に舐め回す日でございますからね〜。」
ドリアは、テーブルの上に置いてあった『牛乳ビン型のチ○コ』を手に取り、桃矢とまんごに一つずつ渡した。
「おっ、ありがとうドリアちゃん!」
「ありがとうドリアちゃん! じゃあ、いただきます!」
まんごは、『牛乳ビン型のチ○コ』の包装を剥いてゆく。『牛乳ビン型のチ○コ』の外はアルミの包み紙で巻かれていた。それを剥くと、薄茶色の牛乳ビンが顕になる。ミルクチ○コレートで出来たそれは、少し柔らかそうな表面だった。そう、ちょっと溶けかけで、フニャフニャなチ○コだったのだ!
パクッ
まんごは『牛乳ビン型のチ○コ』の先端を、自身の口を大きく広げ、口の中に挿れた。フニャリとしていた先端は、まんごの口の中で、少し形状を変える。
そして、まんごの口の中にジャストフィットしてゆく。
「あぁ〜、おいしい〜」
まんごは、口中のチ○コを舌先で転がし、溶け出すチ○コを味わう。甘いチ○コの誘惑に誘われて、舌をベロベロと動かした。
ジュッポ、ジュッポと、リズミカルに舌を動かせば、『牛乳ビン型のチ○コ』は、それに応えるかのように、甘い汁を滲み出す。
こうやって、まんごが熱心に舌先を動かしていた、まさにその時……、
ドピュッ ドピュッ ピュッ!
っと、突然、『牛乳ビン型のチ○コ』の先端から、練乳が溢れてきた。いや、むしろ、飛び出してきた。
「ああぁうっ……。いやぁんっ。だめぇっ……。」
まんごは、口を窄め、中から溢れ出した練乳を、口の中で受ける。しかし、勢い余った練乳は喉の奥に当たる。
ゴホッ
ウッ
咽せそうになりながらも、まんごはなんとか耐えた。口の中に飛び出してきた濃厚でドロッドロな練乳を、なんとか飲み込んだまんごは、鼻から大きく息を吸い、呼吸を整える。
ツプッ
ツゥーー
『牛乳ビン型のチ○コ』を口から取り出すと、唇の横からは、練乳と唾液が混ざってできた白濁液が、ツゥーーと流れ出てくる。
「ウッ……。こ、こんなはずじゃ……。」
まんごは、予想していたよりも強く溢れ出した練乳に困惑していた。ドリアが『中にミルクが入っている』と言っていたので、ミルクが滲み出してくるだろうと予想していた。
しかし、世の中そんなに甘くはなかった。
まんごの予想を裏切り、『牛乳ビン型のチ○コ』から飛び出した練乳の勢いは凄まじかった。きっと力とかパワーとか、そういった類のものが溜め込まれていたのであろう。
「ああっ……。うっ……。ひゃあ〜でございますわっ!」
ドリアも、悲鳴を上げた。まんごの食べていた『牛乳ビン型のチ○コ』と同じように、ドリアが食べていた『牛乳ビン型のチ○コ』からも、勢いよく練乳が飛び出したのだった。
ドピュ!
ピュ ドリュウ
と、勢いよく飛び出した練乳を、ドリアは受け止めることができなかった。
手に握りしめた『牛乳ビン型のチ○コ』から、ドリアの顔に向かって、ドロッドロな練乳が、ドピュっと飛びかかった。
彼女は、それに抗うこともできず、ただ、それを顔で受け止める。
「いやんっ……でございますわっ……。」
ドリアは、白濁した練乳で顔をドロドロにする。そして、息をゆっくり吐きながら、声を出す。目にかかった練乳を人差し指で拭いながら、うっすらと目を開けた。その視線の先には、心配そうにドリアを見つめるまんごの姿がある。
そのまんごも、口元を白濁した練乳で汚すという情けない格好をしていた……。
小学3年生の女児2人は、『牛乳ビン型のチ○コ』から飛び出した練乳に負けたのであった……。
――――――――――――――
「そういえば……、私、最近、変な夢を見るんだよね〜。」
3人が『牛乳ビン型のチ○コ』を食べ終わり、一息ついていた時。まんごが話し始めた。
「変なって、どう変な夢なんだ?」
桃矢はすぐに聞き返す。
「えっと……。おまんって女の人が……。屋敷を燃やされて、全裸にされて、そんで、生贄になった……。と思ったら、世界樹に会って魔法少女になった夢」
まんごは、夢で見たことを掻い摘んで話した。
「なるほどなぁ〜。まぁ、おまんって女の人が出てくるって時点で、変な夢だよなぁ〜。」
「そうでございますわねぇ〜。」
桃矢とドリアは、ウンウンと首を動かす。
「まぁ〜、確かにそうなんだけどね……。私が気になったのは、その魔法少女が持っていたのが、私と同じ『マンゴスチン・ハート』ってところなんだよね……。」
まんごも、桃矢とドリアの意見を否定はしない。まんご自身も、『おまん』という登場人物は、いかがなものかと思っているのだ。
(作者注:そうです。作者の私自身も、この名前はいかがなものかと思っておりますゆえ〜(笑)。)
「そうでございますか……。では、もしかしたら、『マンゴスチン・ハート』の前の所有者の記憶とかを夢に見ている可能性もございますかね?」
ドリアは、首を傾げながら言う。
「そうかもなぁ〜。ドリアちゃん、するどいね!」
桃矢は、ポンっと手を叩き、ドリアの意見に賛同した。
「そうなのかなぁ〜?」
まんごも、その可能性を思い、ふぅと息をついた。
「ちなみに、なんで屋敷は燃えてるんだ?」
桃矢が聞く。
「ええとぉ〜。深山家の人が、平田家の人間を、クワガタ様の生贄にするために……かなぁ〜?」
まんごは、うっすらと覚えていたことを話す。夢で見た割には、ちゃんと記憶していたのだった。
「なるほど〜。深山家と平田家で、そして、クワガタか……。これはトンチがきいてるなぁ〜〜。」
桃矢は、何かを閃いたのか、ニヤリと笑みを浮かべた。
ドンッ!
次回に続く!
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私、高村まんご。小学3年生。
ハッピーバレンタイン!
前回に引き続き、今日はバレンタインだよっ! まぁ、正確に言うと、バレンタイン前の日曜日だったかなぁ?
あっ、そうそう。そういうことだからね。たぶん次回も、同じ日だよ。
同じ日に、ぶっ続けで、チ○コレートを3つも食べるんだからね〜。タフな小学3年生だねぇ〜(笑。
まぁ、そう言うことで、次回も合法的にチ○コが食べられるよ!
いやぁ〜。それにしても、頑張った。私、頑張った。久しぶりに大活躍したね〜。主人公ってところを見せてやったね。
顔に掛かっちゃったドリアちゃんと違って、私は溢さずにちゃんとお口で受け止めたんだから〜。さっすがぁ〜〜!!
やった〜。やったったで〜。
まぁ、次回もチ○コで遊ぶんだけどねー。
ストーリーはちょっとずつ進んでるからね。牛歩だけど、着実に進んでるからね〜。
構えの話とか夢の話とかがね。一応メインストーリーなんだけどね。うん。でも、小学3年生の女児がチ○コ食べてる方が、面白いよね!
そう言うことで〜〜、次回もみんなでチ○コを食べます!
まずはドリアちゃんが『コケシ型のチ○コ』を食べたでしょ。
で、私が『牛乳ビン型のチ○コ』を食べたでしょ。
ということは……。順番的には、お兄ちゃんが『マッチョのチ○コ』を食べる番なんだよね。
お兄ちゃんか……。
でも、みんな! ちょっと落ち着いてね!
お兄ちゃんは、最早、お兄ちゃんじゃなくて、お姉ちゃんなんだよ。実は!
と言うことは、小学5年生の女児ってわけ!
わ〜い、うれしいね!!!!
でも、見た目は小学5年生の男児ってね!
すっごいよね〜。おにいちゃん。うん。
ロリもショタも1人で両方カバーしてるなんてっ! 万能!!
水陸両用モビル○ーツ並に万能だね!
ハンマーとか受け止めちゃうよ〜!
あっ、お兄ちゃんはハンマーを使う方だっけ〜。うん。魔法の杖がハンマー型なんだよね〜確か。
と、言うことで、お兄ちゃんの活躍を楽しみにしててね〜〜。
じゃあね、バイバイ!
次回!
魔法少女 マンゴ☆スチン Tropical FruitS
『第80話 バレンタインだしチョコで遊ぶんだまんごー』
だよっ!
絶対に読んでねっ!
マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!




