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魔法少女マンゴ☆スチン Reincarnation  作者: 幸田遥
魔法少女マンゴ☆スチン A's

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第33話 再来!まんごに襲いかかる強敵!だまんごー。


「ぐぬぬぬぬ〜」


 高村まんごは、一切れの『カリフラワー』を前に唸り声をあげていた。



「まんご! ちゃんと食べないとダメよ!」


 まんごを叱るのは、まんごの母親の高村綾子である。

 ふくよかな胸部とすらっとした腰回りを主張する薄手のニットのセーターを着ている。


 まんごが書いた『美熟女魔法剣士 ポッチャリン』の作中では、主人公(ヒロイン)の『高村綾子』はぽっちゃりという設定だったが、実際の綾子は、巨乳でスレンダーなのだ。


 もちろん、巨乳好きの高村甜瓜(てんか)が、猛烈に(色々な意味で)アタックした女性である。そのオパイたるや、メロンの如しである。




 まんごと綾子は、2人で夕飯を食べている。


 メインディッシュの『トンテキ』を食べ終えたまんごは、皿に添えてあったカリフラワーを前に唸り声をあげていたのだ。


 そう、まんごはカリフラワーが大嫌いなのだ!




「でも、今日は、これをかけるんだ!」


 そう言ってまんごが手にしたのは、『フレンチドレッシング』だ。


 そのボトルには、『エロそうでエロくない少しエロいフレンチドレッシング』と書いてある。

 やや黄色がかった白色のフレンチドレッシングである。


「これさえかければ、大丈夫なはずよっ!」


 まんごは、蓋を開け、カリフラワーに勢いよくフレンチドレッシングをかけた。



 ビュッ


    ビュビュッ



「ああっ〜!」


「あん、やぁ〜ん!」


 フレンチドレッシングが出る勢いが強すぎたためか、そのフレンチドレシングは、テーブルの周りに飛び散った。

 皿の上のカリフラワーをはじめ、まんごの服にまで数滴のフレンチドレッシングがかかった。


 そして、()()()()、綾子の胸元にも飛び散った。綾子の黒いニットセーターの上にフレンチドレッシングの白い液体がドロリと流れる。



「ちょっと〜、もぅ、まんご! ダメよっ! ドレッシングを飛ばしちゃ! 私のセーターが汚れちゃったじゃないの!」


 綾子は、まんごを叱りつつも、テーブルの上にあったティシューを2、3枚とり、フレンチドレッシングの白い液体を優しく拭い取る。



「えへへ、ごめんなさい。でも、このボトルがいけないんだよ〜」


 まんごは、言い訳をしながらも、自分の服をティシューで拭いている。


 しかし、まんごがちょっとしか力を入れていないのにもかかわらず、フレンチドレッシングが飛び散ったのだ。まんごは悪くない。


 悪いのはボトルだ!


 いや、正確に言うと、悪いのは……ゲフンゲフン。



「そんなわけないでしょ! 貸してみなさい!」


 綾子は、まんごからフレンチドレッシングのボトルを取り上げた。




 ビュッ


    ビュビュッ



「あぁんっ〜! もぅ!」


 綾子がボトルを逆さまにし、カリフラワーにドレッシングをかけようとした時だった。

 またまた、フレンチドレッシングがテーブルの上に飛び散った。



 そして今度は、黒いニットのセーターだけではなく、()()()()、綾子の顔にもかかる。


 ドロリとしたフレンチドレッシングが綾子の眉間から鼻筋にかけて、ゆっくりと流れた。


 フレンチドレッシングの酸味を帯びた匂いが、綾子の鼻を抜ける。


 口元に垂れ落ちて来たフレンチドレッシングを、舌先でペロッと舐める。



「あぁぁぁ〜ん、もぅ、やだぁ〜〜」


 綾子は、また、テーブルの上にあったティシューを4、5枚とり、フレンチドレッシングの白い液体を優しく拭い取る。

 うっすらと黄色がかった色をしたフレンチドレッシングは、真っ白なティシューをうっすらと黄ばませた。


 そして、そのティシューに包まれ、テーブルの上に置かれた。


 丸められたティシューは、大きな山を成していた。あたかも、これが日本のティシュー消費量世界一の第一の理由であるかのような、そんな大きな山を作っていたのだ。



「わかったわ、悪いのはボトルね」


 綾子が、納得した。悪いのは、ボトルだと。


 いや、しかし、実際のところボトルは悪くない!

 悪いのは……(以下略)。



「それにしても、まんごちゃん! それ、かけすぎよっ! そんなにかけたら、ドレッシングの味しかしないわよ!



「大丈夫! かけすぎの方がいいの!(意味深!)」


 まんごのお皿の上にあるカリフラワーは、白いドレッシングをかけられ、ドロドロになっている。



「あ〜、これ。お兄ちゃんがいたら、なんて詠むかなぁ〜?」


 まんごは、ドロドロになったカリフラワーを眺め、呟く。


 まんごの兄の高村桃矢は、父の高村甜瓜(てんか)と一緒にタイ王国に行っている。今頃、タイ王国で性転換の手術を受けているはずだ。


 まんごは、桃矢のことを思い出しながら、このカリフラワーで一句詠んだ。



「う〜ん、


 白い液 まといしカリの 先つぼみ


 とかどうかなぁ〜?」



「うふふ。まんごちゃんも桃矢に似て、いい句を詠むようになったわねぇ〜」


 綾子は、感心している。



「ふふふっ、でしょ? でも、お兄ちゃんほどうまくないかなぁ〜?」


 まんごは、ニッコリと笑顔を浮かべる。



「ねぇ〜、ママだったら、何て詠む?」



「ええとねぇ〜、ママだったらねぇ〜


 カリフラワー フレンチキッス 蜜の味


かなぁ〜」


 綾子は、適当に一句詠んだ。


 フレンチドレッシングとフレンチキスの『フレンチ』という響きをかけただけだ。

 他意はない!



「なるほど〜。ママの川柳も、素敵だねぇ〜」


 2人は、顔を見合わせて、クスクスと笑う。



「さぁ、まんごちゃん、川柳を詠むのもいいけど、ちゃんと食べないとダメよ」


 綾子は、笑いながらも、まんごの目の前にあるカリフラワーを指差した。



「うん。今から食べるよ!」


 まんごは頷き、フレンチドレッシングでドロリとしたカリフラワーを箸でつまむ。



(うひひひ……、ドレッシングたっぷりぃ……。)


 小さなお口を精一杯(せいいっぱい)開けて、まんごは、カリフラワーを優しく咥える。過剰なフレンチドレッシングが、まんごの口元から、あご先へとゆっくりと流れてゆく。

 そして、ポトリ、ポトリと滴った。




――――――――――――――




「ふぅ〜、やっぱり、2人だけだと、静かねぇ」


 綾子が言う。


 まんごと綾子は、食事を終えて、お茶を飲みながらゆっくりと話をしている。


 いつもは、桃矢と甜瓜(てんか)もいるため、こうして女2人でゆっくりと話をするのは、貴重な時間なのかもしれない。



「そういえば、まんごちゃんは魔法少女になったのよね。私は、そういうものと全く縁がなかったらねぇ〜。でも、まんごちゃんは変身できるのよね?」


 綾子は魔法少女ではないので、変身はできない。しかし、夫の甜瓜(てんか)から、魔法少女については色々と聞いてはいた。そして、まんごが魔法少女になったことも知っていたが、その変身した姿を見たことはない。



「うん。できるよ! このマンゴスチン・ハートっていう『果物型変身装置(フルーツデバイス)』を使って、フルーツプリンセスの『フルプリマンゴスチン』に変身できるんだよ」


 まんごは、テーブルの上にマンゴスチン・ハートを出し、綾子に見せる。



「そういえば、まんごちゃんの変身した姿は、見たことがなかったわよねぇ。せっかくだから、どういうものなのか、見せてちょうだいよ!」



「うん、いいよっ」


 まんごは大きく頷く。



「じゃあ、ママ! 行くねっ! ちゃんと見ててねっ!」


「はい、ちゃんと見てるわよ」


 綾子は、まんごの目を見て、ニコリと微笑んだ。



 まんごは、マンゴスチン・ハートを握りしめ、それを天に掲げる。



「マンマンマンゴスゴスゴスチーン!


 赤黒(せきこく)の衣に包まれし、清らかなる純白!


  溢れる甘き果汁をその身に浴びて!


   果物の女王の誇りを胸に刻む!


    高村まんご! (わらわ)(なんじ)と共に歩まん!


     マンゴスチン・ハート カジュー! ヒャクパーセントー!」




 キューイーン



   ピカーーーーーン



 まんごが持つマンゴスチン・ハートが、赤く光り輝き、光を放つ。その赤い光はまんごを包んでゆく。



 まんごが着ていたの山吹色のフリースと橙色のスカートが消える。

 穿いていた薄桃色のショーツも消えた。



 今回は、目の前には綾子しかいないし、部屋の中なので、裸になっても何の問題もない!



 赤い光が線状になり、まんごの体にぐるぐると巻きつき、赤いレオタードを形成してゆく。そして、腰のところに、赤黒いミニスカートが現れた。


 長袖の赤いジャケットが羽織られ、帽子がかぶさり、完了だ。


 杖のような長い棒が右手から現れ、その先端にマンゴスチン・ハートがくっつく。



 赤い光が消えてなくなると、魔法少女『フルプリマンゴスチン』に変身完了だ。



「ねっ、ママ。これが魔法少女『フルプリマンゴスチン』だよっ!」


 まんごは、杖を構えて、魔法少女っぽくポーズを決めてみた。



「わぁ〜、まんごちゃん、可愛いわねぇ〜。それにしても、変身中に裸になるのは何とかならないの?」


 綾子は、まんごの可愛さに、目を輝かせる。一方で、果物型変身装置(フルーツデバイス)の仕様に首を傾げた。



「う〜ん、そういう仕様だからねぇ〜。トイレとか人目につかないところで変身すればいいとは思うんだけどねぇ〜」


 まんごも、首を少し傾げた。

 まんご自身も果物型変身装置(フルーツデバイス)の仕様には納得していない。



「そうね、それがいいわっ。あんまり人前で変身したらダメよっ! 女の子の肌は容易く他人に見せていいものではないのよ」


「うん。わかったよ、ママ!」


 まんごは頷く。

 最近、恥じらい言うものを覚えてきたので、そもそも人目のつくところで変身するつもりもなかったのだが、ママに相槌を打つことは大切だ。



「でもさぁ〜、私は思うのよ。変身の時に裸になるってことは……。パパも魔法少女に変身できることになったら……。」


「あっ……。うん。そうだね……。」


 2人は、気がついてしまった。


 桃矢と甜瓜(てんか)が魔法少女に変身できるようになれば、変身の際には、彼らも裸になるということを。



 そして、大きな疑問が2人の頭に浮かぶ。


 少年(性別は女、でも見た目は男)の魔法少女の変身シーンには需要はあるのでしょうか……?


 中年オヤジ(性別は一応女、でも見た目は男)の魔法少女の変身シーンには需要はあるのでしょうか……?



「……。」

「……。」


 2人はもう一度、無言で目を合わせた。

 そして、2人揃って、プッと笑った。



  次回に続く




===============================




 私、高村まんご。小学3年生。


 『マンゴスチン・ハート』に出会って、魔法少女『フルプリマンゴスチン』に変身できるようになったんだよ!


 これまで魔法少女『フルプリマンゴスチン』に何回変身したのかわからないけれど、何やかんやで、『魔法少女 マンゴ☆スチン 無印』も無事に完結したよ。


 そして、今回から、『魔法少女 マンゴ☆スチン A’s』が、始まります!




 やや説明口調だったって?


 そうなのよ!


 『A’s』から読み始めてくれる読者さんへの気遣いだよっ!

 私って優しいでしょ?


 まぁ、『A’s』からが本番という考え方もあるしね〜。



 わざわざそのために変身シーンも披露したんだから。


 もちろん、変身中の様子は、想像で補ってねっ!


 想像力が豊かなのは、いいことだよっ!




 え? 


 フレンチドレッシング?


 いやぁ、前回は普通に食べたでしょ?


 いいでしょ? 今回は、ドレッシングかけても。ねぇ〜。



 フレンチドレッシングが色んなところに飛び散るのは、まぁ、ご愛嬌。


 色々な力が加わっているんだよ、たぶん。




 え? 川柳?


 今、お兄ちゃんがいないからねぇ〜。

 私は、ちゃんとしたやつは詠めないんだ。



 まぁ、私もママも素人(しろうと)だから。


 あんまし気にしないでね!




 さて、次回は、と。



 今度こそメインストーリーが進むよっ!


 今度こそ、強敵(きょうてき)が登場するのよ!


 えっ? 誰って?


 あいつよあいつ!



 私に意地悪するあいつ!


 わかるでしょ?


 えっ? わからない?


 じゃあ、次回をお楽しみにっ!




 そして、メイン(?)は他にあるのよねぇ〜。



 ついに! 禁断の『おもらし』だよっ!



 しかも、次回のタイトルは、『尿意』と書いて『きょうてき』と読むのよ。


 あっ、心配しないでね、ちゃんとした強敵(きょうてき)もちゃんと登場するからねっ!



 やめようかと思ったんだけどね、他にいい案が思い浮かばなかったのよねー。


 だから仕方なく、『おもらし』だよっ!



 これ大丈夫かなぁ? と思ったんだけどね。


 なろうで、『おもらし』で400件ほど、『お漏らし』で70件ほどヒットしたから。


 これ……、大丈夫なんだね……。

 そして、かなり人気のタグ……。


 もぅ、訳がわからないよ!

 かなり心配したのに……、杞憂なのよ。



 まぁ、いいや。


 問題ないってわかったから、じゃんじゃんちびっちゃうおー。おー


 うん。



 ちびるのは、私じゃないし!! (ここ重要!)



 じゃあ、次回をお楽しみに〜!




 次回!


 魔法少女 マンゴ☆スチン A’s

 『第34話 助けて!まんごちゃん!沙耶香(さやか)に襲いかかる尿意(きょうてき)!だまんごー』


 だよっ!



 絶対に読んでねっ!


 マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!


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i488219
秋の桜子さまよりいただきました。
リンク先は『マンゴスチンから生まれたマンゴスチン太郎』です。
i471546
こちらもどうぞ!完結しました!
― 新着の感想 ―
[一言] >マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー! >ふくよかな胸部とすらっとした腰回りを主張する薄手のニットのセーターを着ている。 童貞を殺すセーターwww >『エロそうでエロくない少…
[一言] お、奥さんが悪いんですよ!! こんな誘うような事して……!!(暴走中) ……とにもかくにも、今回も凄い意味深かつインパクトでひたすら面白かったです☆ それにしても、お父さんは本当にどん…
[一言] いやそれは、そういう商品名のフレンチドレッシングを買ってくるので・・・・・・
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