第98話 チェッチェッチェリモの大冒険!だまんごー。
チェリモ・ヤ・ファストウィンドは裸族だ。
彼女は、いたいけな小学3年生であり、体はまだまだお子ちゃまである。にもかかわらず、全裸のまま家の中にいた。裸のまま椅子に座り、考え事をしているのだ。家族は他におらず、一人暮らしである。その姿を咎めるものはおらず、自由気ままな姿で生活しているのだ。
3月とはいえ、タイ王国の気温は高い。そう、チェリモはタイ人であり、タイ王国に住んでいる。チェリモの家は、タイでは一般的な高床式の家だ。1階は風通りが良いように開けてあり、階段で2階に登り、2階に住む。このチェリモの家は、一軒家であり、森のそばにポツンと一軒立っているだけである。なので、近隣住民からの覗かれることもなく、チェリモは裸族として平和に暮らしていた。
「さぁ〜てと、日本の新学期は4月からやからなぁ〜。もうそろそろ出かけんと、間に合わへんかなぁ〜。ちょうど天気もいいし! ほな、出かけよか!」
チェリモは、日本に旅立とうと思い立ち、椅子から立ち上がる。彼女は、以前から日本に行くことかどうかずっと悩んでいた。まんごとドリアと会ったあたりからである。同じ魔法少女である彼女たちと一緒の学校に通いたいと思っていたのだ。そしてついに決断した! そうだ、日本に行こう!
ピタッ
チェリモの汗ばんだ裸足が、床にピタピタっとくっついた。その少しネチョっとした足で、彼女はタンスまで歩く。
下着を含む全ての衣類は、タンスにしまってある。そして、そのタンスには衣類の他にも色々と生活用品がしまってあった。
「これも……。あっ、これもいるかな……? あと、これもやな!」
彼女はタンスの中から、今後の生活に必要なものを次々とトランクに詰めてゆく。タンスの上に飾ってあった写真立てには、母親と父親と一緒に写った写真が入っている。彼女は、それを大事そうに手に取り、トランクに仕舞った。
「割といっぱいになってしもぉたなぁ〜。まぁ、でもかめへんか。ほんま、うちが魔法少女で良かったわ〜!」
チェリモは、近くのテーブルの上に置いてあった『チェリモヤ』を手に取った。これは、果物の形をした果物型変身装置である『チェリモヤ・スペード』だ。
「インポート!」
チェリモが呪文を唱えると、彼女の目の前に置いてあったトランクは、魔法少女に付随する『アイテムボックス』へと収納された。
「さぁてと〜。後は、服を着なあかんなぁ〜。流石に、全裸のまんまで日本に行ったら怒られるさかいなぁ〜。ははは」
タイ王国で育った彼女も、流石に、先進国などでは全裸は許されないことは知っていた。ちなみに、チェリモは、近所くらいなら全裸のままで歩き回ることも普通であった。
全裸のままで身支度を終えた彼女は、服を着ようと再びタンスに向かった。
「あっ……、しもた。全部トランクに入れてもうたわ……。ははは……。」
そうして、彼女は、『アイテムボックス』からトランクを取り出し、今日着る分の衣類を取り出した。
オレンジ色のキャミソールにジーンズの半ズボン。それに、水色と白色の縞々のおパンツだっ!!! そして、喜べ男性諸君! このおパンツの生地は薄いっ!
「あぁ〜、ほんまあっついわぁ〜。日本はもっと涼しいんかいなぁ? ええなぁ〜。こんなところでパンツなんか穿いてられへんわ〜。なぁ〜。せやかて……。しゃ〜ないな」
さすがの裸族でも、遠くへ外出の際は、おパンツを穿くべきであろう。
チェリモは、ブツブツと文句を垂れながらも、水色と白色の縞々のおパンツを手に持った。
小さな手の平をいっぱいに開き、人差し指と親指で、おパンツを広げる。
クパァ
と広げられたおパンツは、白く透き通った細い生地を真ん中に、大きな穴を2つ作る。ムッチリしていて、それでいてスッキリとした小学生女児の太ももがちょうどスッポリと入るくらいの穴である。もちろん、そこに足を通すのだ。
ネチャリ
とした左足の裏を床から上げ、チェリモは片足立ちになる。前屈みになりつつも、バランスを取った。誰かに小指で突かれても、簡単にバランスを崩してしまいそうな不安定感だ。スラリとした足先を、おパンツが作り出す2つの穴のうちの1つに通す。
汗でジトリと湿っていた足先でも、おパンツに触れることなく、スッと通った。爪先は、むっちり太ももよりも細いためだ。
ヌチョ
と、おパンツの穴を通り抜けた先で、汗ばんだ裸足が床に再会した。片足におパンツをツッコミ、それでも全裸のままのチェリモ。今、通したのは左足。今度は右足である。
彼女は、もう一度、片足立ちをしなければならないが、今度は利き足ではない方の足だ。バランスが心配だ。もしも誰かにちょっとでも触れられれば、『ああん〜らめぇ〜〜』と声を上げて、全裸のまま床に倒れてしまうかもしれない、そんな不安が脳をよぎる。
もちろん、チェリモの脳ではなく、読者の脳に、だ。
チェリモは、
ネチャリ
とした右足の裏を床から上げる。方足立ちである。 既に左足はおパンツに束縛されており、自由は効かない。さらに、両手は、おパンツをクパァと広げるために使っている。
しかも、前屈みである。
しかも、全裸!
危険極まりない状態ある。彼女はそんな状況で、右足の指先に神経を集中させる。尖らせた指先を、おパンツの穴にズッポシと挿れるために。
右足の先がおパンツの穴を通過しようとした時、
チッツ
と、小指がおパンツに引っかかった。「あんっ……。やばいやんっ……。」と、彼女は咄嗟に声を出す。
少しバランスを崩しながらも、チェリモは片足で何とか我慢する。利き足ではない左足の足裏で重心を動かし、バランスを調節する。ここで倒れれば、色々と大変なことになる! 彼女はそれを知っていた。
ポタリ
と、チェリモの額から汗が床に落ちる。そして、その汗は、床にある割れ目にじわりと染み込んでいった。そう、古びた床には所々に割れ目があるのだ。
「あかんっ! こんなとこで倒れたらあかんでっ……。うち、こんなとこで倒れるわけにはいかへんのやっ! うちは、みんなに……。まんごちゃんとドリアちゃんに……会いにいかなあかへんのやっ!」
ネチャリと汗ばんだ足裏が功を奏したのか、床と密着した足裏で体重を支えることができた。それにより、チェリモは体勢を立て直した。依然として、全裸で前屈みな片足立ちな状態であるが、体の揺れは治まっていた。
「よしっ、このままや! ここで一気に終わらせるんやっ! いくでっ!」
彼女は曲げていた右足を、おパンツの右の穴に向けて伸ばす。
タンっ!
と勢い余った右足は、おパンツの穴をスッとすり抜け、床に当たってタンっ!と音を立てた。その振動で、床にあった割れ目から、染み込んでいた汗がビチョっと滲み出る。
「よっしゃぁ〜! いったで、この調子やぁ! このまま決めるんや!」
チェリモは、両足を通したおパンツを、人差し指と親指でクパァと広げながらも、足に添わせて、上へ上へとずり上げてゆく。
毛も生えていないすべっすべでぷくぷくな脛の上を、スルリと通り、そのまま太ももへと。
むっちりでもっちもちな彼女の太ももは、汗ばんでいる。洗い立てでサラリとしたおパンツも、その表面を進むのは困難であった。
むち
むちち
と引っかかるおパンツ。時折、クルッと丸まりそうになりながらも、なんとか真っ直ぐを保ち、太ももの上をジワジワと登ってゆく。まるでどこかのエロ親父がじっくりゆっくりと太ももを触ってくるように、チェリモのおパンツも、彼女の太ももをじっくりゆっくりと擦っていた。
ピトッ
2つの穴の真ん中の、白く細い部分。クロッチと呼ばれる部位がチェリモの肌に触れた。太ももと太ももの交わるところ。女の子の秘密がた〜くさん詰まった大切な部分! そこを優しく包み、他人様の視線から免れるように、布一枚で現世から遮断された。
パンっ
腰の方まで登り切ったおパンツは、チェリモが指をスルリと抜くと、彼女の足のツケ根に当たり、パンっと軽快な音を立てた。
「よし、おパンツ穿いたし。これでいいかなぁ〜〜〜? ってダメやんな。ははは。しゃあないなぁ〜。服も着るかいな」
チェリモは、一人でボケツッコミをしながらも、軽快に笑う。
水色と白色の縞々のおパンツを身に纏ったチェリモは、う〜んと背伸びをした。おパンツを穿くために前屈みになっていて、窮屈さを感じていたからだ。そして、体全体で、開放感を感じていた。その解放感を名残惜しそうにしながらも、彼女は、オレンジ色のキャミソールにジーンズの半ズボンに手を伸ばした。
そして、それらを難なく身に纏い、近くの森へと向かって、旅立ったのだ。
――――――――――――――
チェリモは、森の中にあるマンゴスチンの世界樹へとやってきた。
「よぉ、プーマンちゃん!」
(作者注:プーマンちゃんは、『プリンセス・マンゴスチンの木』の略です。他意はありません!)
「あら、チェリモさん。今日は、どうしたのですか?」
プーマンちゃんは、チェリモの問いかけに答える。
「あんな、うちな、日本に行くことにしたんや。日本の学校でまんごちゃんとドリアちゃんと一緒に勉強するんや。魔法の練習とかもしたいからなぁ〜。魔法少女の友達が近くにいた方が嬉しいんや」
「そうですか。では、どうぞ。気をつけて行ってきてくださいね。必要なら私の精霊に道案内をさせますからね……。では……。ふんぬっ!!!」
プーマンちゃんは、腹部に力を入れて、息んだ。すると、プーマンちゃんの木の根元近くに、洞ができた。
「あんがとな。ほな、行ってくるわ。じゃあ、またなぁ〜!」
チェリモはプーマンちゃんにお礼を言い、体を小さく屈ませて洞の中へと入っていった。
チェリモが、洞の中の暗い道の中を、屈みながらも少し進むと、暗闇の先に光が見えた。外の世界への出口だ。
「おっ! 見えたっ! あっこからうちの新しい冒険が始まるんや! 例えるなら産道を通って生まれる赤ん坊みたいな感じやな! ほな、いくでぇ〜! はいっ!」
チェリモは、明るいところに出ると、すぐに辺りを見回した。彼女はずっと世界樹のプーマンちゃんと仲良くしていたが、こうやって世界樹の中の世界へと来るのは初めてだったのだ。
「ここかぁ。ここが世界樹の中の世界かぁ〜。オモロいなぁ〜。まんごちゃんたちは桃の木から来たって言うてたか……。」
チェリモは、ぶつぶつと独りごちていた。すると、木のそばに大きな影を発見した。
その影をよく見ると、それは『熊』だった。
体長は2メートルほど。黒みがかった茶色の毛に覆われている。いわゆる、『ヒグマ』である。
「ちょ……、いきなりのピンチなんか? てか、なんでこんなところに熊がおんねん?」
ドンっ!!
次回へ続く!
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私、高村まんご。小学3年生。
マンゴスチン・ハートに出会って魔法少女になったんだ。魔法少女になってからというもの、こうやって慌ただしい生活を送っているのよ。うん。あ〜忙しい忙しい。
と言うことで、激情版ね。激情版はチェリモちゃんが主人公みたいなもんだからね。私は出てこないんだよぉ……。まぁ、本編ではまんごちゃんが主人公だからね。でもまぁ、激情版だし。こういうこともあるよね!
そうそう。私、思ったのよね。おパンツを脱ぐシーンって、詳細に描写すると、エロいかもしれないじゃん。まぁ、だいたいね。だからね、詳細には描けないよね。なろうで描いたら、めっ! てされちゃうからね。
でもっ!! おパンツを穿く描写なら、詳細に描写してもエロくないよね?! つまり、なろうでも問題ないってこと!
キタコレ! このコロンブスの卵的な発想!
うん。
ということで、頑張ったよ。遥さんがっ!
いやぁ〜。健全健全!
てか、おパンツ穿くのに何文字使っとんねん! って話だけどね。これ書くのに何時間費やしたか……。うん。遥さん……。大丈夫か……、この人?
げふんげふん。
おっと……。あんまし変なこと言うと、私、消されちゃうからね。まんごちゃんは、一応、遥さんの手の中にあるからね。まんごちゃんの生殺与奪の権利は遥さんが持ってるからね。うん。
ということで、次回予告でもしますかって。うん。
まぁ、熊だよね。最近色々と話題になるよね。熊。
会ったことない人たちはね、可愛いとか言うんだよ。うん。わかるよ〜。そういうイメージだもんね。まぁ、その理屈で言うと、ライオンとかトラとかも、猫だから可愛い、とか言い出すんだけどね。
実際の熊はね……。怖いよ。
ということで、次回は、いたいけな小学3年生女児が熊に遭遇。果たして少女の運命は?!
ってことよね。うん。
じゃあ〜。次回も、お楽しみにっ!
次回!
激情版 魔法少女マンゴ☆スチン Tropical FruitS 〜疾風の革命児〜
『第99話 巡り逢い熊!だまんごー』
だよっ!
絶対に読んでねっ!
マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!




