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喰らう者  作者: 妄想の達人
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一章 アルディール王国編 一話

ある日の昼下がり、ある高校のある教室に光が溢れる。

クラスメートたちが騒ぎ出すなか、俺

望月喰人(もちづきいーと)は戸惑いながらその様子を眺めていた。


          ◇


光がおさまると、俺はあたり一面が白い世界にいた。戸惑う俺とクラスメート達。すると突然俺たちの前に輝く球体が現れた。そして、それは喋り出す。


(突然呼び出してすまない。言葉がわからないので君たちの魂に直接話しかけている。君たちを呼び寄せたのは私だ。訳がわからないだろうから、説明しよう。私は君たちが住んでいた空間とは異なる空間にあたるところで、ひとつの世界を管理している者だ。そして、その世界が君たちの時間で4、5年後に大きな危機に見舞われると思われる。君たちには、その危機に対処してもらいたいのだ。)


つまりこれは噂に聞く異世界転移というやつなのだろうか?まさか自分がそんな目に会うとはな。他のやつらも戸惑っているな。


(文句が出るのはわかっているのだが、申し訳ないがこの空間も長くは維持できない。今は何も言わないでもらいたい。まず、今から君たちには魔力というものを渡す。この魔力とは私の住む空間の全てを満たしている全てに干渉する性質を持つエネルギーだと思ってくれ。そしてこの魔力は生物が持つ魂に反応して、私の世界でスキルと呼ばれる物に姿を変える)


ここまで言ったところでクラスメートの中のオタク共が騒ぎ出した。まあ、オタク共にとったら、願望が現実になったようなものだ。浮き足立っても仕方ないのかも知れない。


(そして、君たちのように魔力のない世界からきた生物に魔力を与えると固有スキル(ユニークスキル)と呼ばれる強力なスキルに目覚めることが多い。君たちにはそれを駆使して問題に対処してもらいたい。)


そう言うと、球から俺とクラスメート達に向かって光が飛んできて体に入ってきた。少し頭が痛い気がしたが大丈夫なのだろうか?


(これでスキルが使えるようになるはずだ。ついでに私の世界の公用語を使えるように知識も一緒に与えた。人族の国なら大体は通じるはずだ。頭が痛くなったものがいれば、それは言語の知識を詰め込んだ副作用だ。害はないので安心してほしい。)


よかった。俺だけがおかしいんじゃなかったんだな。


(では、時間もなくなってきたのでこれで失礼する。君たちの都合も考えずに連れてきてしまったのは申し訳ないが、頑張ってもらいたい。危機を解決したあとは自由にしてもらって構わない。)


管理者が言い切ると、俺とクラスメート達は再び光に包まれていく__________________________


光が晴れると俺とクラスメート達がいたのは石畳に描かれた大きな魔法陣の上だった。周りを見ると大広間の様なところにいるのがわかる。

どうしたらいいのか訳もわからず突っ立っている俺たちに話しかけてくる人物がいた。


「ああ!勇者様方!どうか我らに救いをもたらしてください!!」



主人公の異能力はステータスではまともに表示出来ません!!どうなるんでしょうかねー

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