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金ヶ崎さん。
金ヶ崎さんかぁ。入学式で確か隣だったような、違う人だったような...
どんな即興をするひとなんだろう。
「はい。」
「では、テストを開始しますので無言で皆さんお願いします。
テスト内容はケガをした人、でしたね。制限時間は1分間。前の人の演技をしっかりよく見ているように。」
「いった...ヤバい...この足なんかじゃ明日の大会に出られない。
どうしよう、っ痛。
クラスのムカつく子を蹴ってケガしたなんて言えない...」
その後も金ヶ崎さんは演技を続けていった。
「うん。前回より上手くなったね!先生嬉しいです。」
「ありがとうございますっ!」
「でもさ、ちょっと設定がぎこちなくない?
特に痛がってる所なんかさ、全然痛くなさそうなんだけど。ホントに練習した?やる気ある?」
「あの、えっと...」
「リアルさを出すためにさ、試しに先生が石投げるから、それでやってみようか。」
「え?それじゃあホントに痛いんですk...」
「違う違う!張りぼての石だから当たっても大丈夫。」
「じゃあいくよ!」
「はい。」
そうして石は金ヶ崎さんの足に当たった。