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思考停止。
「先生。所でなぜこんなところに?」
「いや、それがですね、私のクラスの生徒たちが授業で反抗して逃げ出してしまいまして...
だけど大切な生徒。見過ごすワケにはいきません。という訳で今生徒達を探しているのです。」
まぁ。なんて素敵なセンセー。まるで全部生徒が悪い様におっしゃって。
私には到底そんな事できませんわ。
そんな皮肉めいた思いを抱きながら、レイカは辻褄合わせを頭の中でしだした。
それもそうか。先生同士の会話で自分が体罰教師なんて言うはずない。
だからここではその場しのぎができても本来とは違う状況ができていることになる。
これはただのミスか?それとも分かった上で?
初めての課題をする私達にとってのハンデか何かか?
まぁいいか。
それにしてもヤバい。ヤバいぞ...
いい考えが全く思いつかない。
レイカは疲労で疲れ切っていた。頭が重い。ぐらぐらする。
「それでは。私はまた生徒を探しに行ってきますね。」
ダメだ。行っちゃダメ。
これ以上犠牲を出してはいけないんd...
レイカはその瞬間、意識を手放した。
「あら、こんなのでもう終わり?もっと楽しませてくれると思ってたのに。」
黒く染まった、艶やかな声が遠くで聞こえた気がした。




