見落としていたところ。
「所で金ヶ崎先生。その足のケガ。どうしたの?随分とひどいようだけれど、もしかして生徒にでもやられたの?」
「あ、えと、...」
しまった!足のケガについて何も予測してなかった。
このままじゃ完全に東雲幸のペースだ!
「やっぱり、そうなのね。」
「私、ちょっと懲らしめて来るわ。」
...ダメだ!
東雲幸の設定は体罰教師。懲らしめるどころか生徒全員を殺しにかかる!
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
頭の中がぐちゃぐちゃになる。ヤバい...
東雲幸との頭脳戦で、疲れがでてきた。
「いやいや、違いますよ!」
金ヶ崎さんが声を出した。
「さっき階段でこけちゃって。ドジふんだだけです。」
ナイス金ヶ崎さん!
「なんだ、そうだったのね。それならそうと早く言ってくれればよかったのに。」
「いやぁ。ごめんなさい、ごめんなさい。」
よし、ここまでは順調だ。
後は最後の問題だけだ。
私達が講師役となった今、東雲幸と生徒を出来るだけ近づけずに救わなければならない。
そして、課題1をほぼ全員でクリアしなければ。
「鍵となるのは、この私達2人だ。」




