逆転
1階には目に光が入っていない、もはや東雲幸と見分けるには服装でしか分からない人物がそこにいた。
あれが東雲幸だ。やはり放つオーラが違う。
レイカは深呼吸をした。
「準備OK?」
「うん!」
「じゃあ、いくよ!」
二人は東雲幸の前へと姿を現した。
「東雲先生!ここにいらっしゃったんですか。探したんですよ~!」
「ど、どうしたの?青柳さん、金ヶ崎さん。そんな格好をして。」
「ちょっと、もう。やめてくださいよぉ!さん付けなんて。先生でいいですよ!って前も言ったじゃないですか。」
「え?」
...なかなかこちらの思惑通りにはならない。
大方あっちはこちらの作戦が分かっているはず。分かった上でこの演技か。
こうなったら物的証拠を出せば一番手っ取り早いのだが、なにか、なにか講師には持てて生徒には持てない物はないのだろうか。
今私達が持っている物の中で使える物...
そんなもの...ペンと...
...!これだ!
「ほら、講師用のタブレットです。最近使われだしたんですけど、ちょうど東雲先生の分のタブレットが壊れてしまって、、、渡すのが遅くなってしまいすみません。」
これで、私達が講師だという証明がまだ出来なくても、生徒だという確証を掴むことが出来なくなった。
どうだ、東雲幸。
「あ、あぁ。そうだったのね。ありがとう。青柳先生。金ヶ崎先生。」
よっしゃ!乗ってきた!
これであとは、このまま講師のフリをすれb、
「所で金ヶ崎先生。その足のケガ。どうしたの?随分とひどいようだけれど、もしかして生徒にでもやられたの?」




