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二人は じゃない。
二人が向かった部屋には、
「衣裳部屋」と書かれていた。
そして、制服からスーツへと着替えた。
小道具部屋にも寄り、タブレットとペンを持ち、5階を出た。
「ねぇ、これからどこに向かうの?」
「えっとね、本階段を通って1年棟に行く。」
「?本階段は講師しか通れないはずじゃ...」
そう。本階段は講師しか通れない。
しかも私たちは今制服ではなく、スーツだ。
「あぁ!頭いいね!青柳さん」
「でしょでしょ!」
この即興の設定には抜け道がある。
東雲幸が標的にするのは、
″生徒のみ″なのだ。




