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Floral candy④
今回は、夏音のお話です。
私は星園店に異動する前、水木店にいた。
入社して4ヶ月で異動になるとは思わなかったけど…。
理由は、星園店が新店で出来るから新規スタッフとして行って欲しいという事だった。
深瀬さんと出会う前、私には好きな人がいた。
水木店の店長 向井さん。
いつも優しくて、たまに怒ると怖かった人。
だけど、落ち込んでいると慰めてくれて、人の事を良く見てくれていた。
そんな店長が大好きだった。
水木店の勤務が最後の日、私が挨拶をするとこう言ってくれた。
「今まで、ありがとうございました。」
『星村ちゃん、いつか星村ちゃんと優馬が社員になって、副店長になって、店長になって、いつか一緒に会議に行けたら…。
まずは、副店長になって安藤と一緒に会議に行ってほしい。
あっ、資格が先だったな…。』
私は、その言葉が嬉しくて泣きそうになった。
きっと、その時に握手してくれたのもあるんだろうけど…。
そして、決めたんだ。
いつか、店長になれるように頑張ろうと。
私が、この会社にいられるのは向井店長のお陰。
きっと、向井さんは忘れてるだろうけど…。
だけど今は、深瀬さんともう一度働く為という理由もある。
その2つを果たす為に私は、今日も頑張っている。
そういえば、店長が言っていた優馬は私と同じ高卒の人。
前に書いた同期の人とは、別の人なんだよ。




