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落下する少女


「カイっ急用ってなんだっ」


勢いよく握側の扉を開けると


「うわっ」


若葉色の髪をした少年が 驚いた拍子に、足元に反乱している資料でコケた。


「カイっ大丈夫か?」


「アイテテテ、なんとか・・・」


カイはぶつけたところを抑えながら立ち上がる。


「カイ大丈夫?」


ルルがクオンの横から顔を出す。


「うん、なんとか」


「で、話ってなに?」


「ああ、さっきからレーダーになんか反応あってさ」


と言って巨大なモニターの方を見る。


「画面映せるか?」


「やってみやス」


カイはモニターの操縦席に座り、キーボードをリズムよく打ちはじめる。


「でたっ」


「女の子だねぇ」


画面に映し出されたのは落下する1人の少女だった。


「カイっそこへ一瞬で行けるか?」


「行けやスよっ」


「おし、行くか。ルル、瞬間移動するって皆に言って来て」


「りょうかぁい」


ルルは走って部屋を出ていった。


「おし、カイ」


「あいよっ」


と言ってカイは赤いボタンを勢いよく押すと、船全体が軋めはじめて物凄い圧力がかかってきた。


「くっ圧力がぁ・・・」


「もう少し・・・ッス・・」


しばらくするとおさまり、クオンが慌ててデッキに出て言った。


「カイ、船を上にあげろ!!」


「了解っス!!」


   カイは慌てて操縦席で操縦しはじめる。


「ストップ!!」


少女は、クオンの伸ばしてる腕に吸い寄せられるように、落ちてくる。


「よっと」


   クオンは、落ちてきた少女を受けとめて左側の扉に入っていった。


「クオン!!」


   入ってきたとたんルルが駆け寄ってきた。


「生きてる?」


「生きてるに決まってるだろww」


   と言いながらクオンは、少女を抱えたまま下に続く階段を下りていった。


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