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スタートライン  作者: 高坂 美月
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第5話

 文化祭前日ということでリハーサルを行う。今日は私の誕生日なので上機嫌だった。舞台袖は暗く、佑を探すも見当たらない。さらには葉月も見つからない。

 嫌な予感がした私は、舞台の大道具と壁の隙間を探す。そこで佑と葉月が近距離で話しているのを目撃した。何を話しているのか気になり、立ち聞きする。

「もう、佑のせいであの子と喧嘩になっちゃった」

「は? 俺のせいじゃないし」

というやりとりが聞こえてくる。さらには佑が葉月の衣装のサングラスを奪い、葉月が「返してよ〜」と言ってふざけている様子もわかった。そんな2人の様子を見て、私は涙が止まらなくなる。声を押し殺して泣いていた。葉月は私が泣いているのに気づいていたかもしれないけれど、何も声をかけてこなかったのだ。



 それから私と葉月は話し合いをし、葉月が謝ってきた。「佑とLINEしてないって嘘言ってごめん。実は3年になってからLINEするようになったんだ」と。私は葉月に嘘をつかれていたことが許せず、「もう無理だわ」と返す。それから私と葉月が話すことはなくなった。

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