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愚者の楽園に転移したけどまったく問題ない  作者: 長城万里
2 永遠の混沌

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44 服屋へ連行

昨日の夜のこと


お風呂から上がって服を着ます


「アオイさん、常にクノイチ姿ですね」

「はい、これが一番動きやすいので」


「冒険者の仕事をするときならわかりますが

 普段は普段着を着たらどうですか

 それに洗濯とかはどうしているんですかそれ」


「このクノイチ装束は自動浄化と自動修復が備わっています

 そのため汚れないし破損もすぐに直ります

 だから着替えなくってもいいかなって」


「いいかなって、、、」


アンナさんが固まっています

どうしたのでしょう?


「アオイさん、18歳の女子がお洒落の一つもしないのはどうかと思います」

「でも服とかお洒落とかよくわからないし興味も無いし」

「それだとモテないし意中の人に振り向いてもらえませんよ?」


「う、そんなことは、ないと思います、よ?

 か、飾りが無くても振り向いてくれる、かと、、、」


はあ、と大きいため息をつくアンナさん


「男性なんて見た目でしか振り向いてくれません!」 ※個人の意見です


「そ、そうかなあ、、、」


「男は中身だとか言って自身は見た目を蔑ろにするくせに

 女には見た目と中身への理想ばかり押し付けます!」 ※個人の意見です


アンナさんが握り拳で力説します、少し恐いです


「すみません、脱線しました」

「い、いえ、お気になさらず」


アンナさんが少し考えて


「明日は私と出掛けましょう」

「いいですけど」

「アオイさんの服とかお洒落アイテムを買いに行きます!」

「うえぇっ!?」

「変な声出さないで下さい」

「だ、だって、服とかこの服だけでいいですよお」

「ちょっと待って、もしかして収納庫に他の服がないってことは」

「ええっと、そのう、、、 ない、です、、、」


「ないんかいっ!」 うがー!

「ひいっ!」 ビクゥッ!


アンナさんが恐い


「絶対に明日は買い物に行きますからね?」 ニッコリ(威圧)


「は、はいぃっ、、、」 ビクビク




そして今日、アンナさんに連行されています


服屋さんに入ります

アンナさんが店員さんを連れて来ます

二人掛かりでアレやコレやとコーディネートしてくれます


アンナさん、なんでそんなファンシーな服を着せようとするの?

店員さん、なんで露出の高い服ばっかり持ってくるの?


お願い、ゴスロリはやめて

お願い、胸開き過ぎるのやめて


「ふふふ、楽しくなってきましたわお客様♡」

「私も楽しくなってきました♪」


ダメだ、この人たち、ダメダメだあ



結局、大量の服と下着と他諸々を買うことになりました

アンナさんが半分出してくれました


「私が強制しましたからね」


無理矢理の自覚はあったのですね

でもものすごく良い仕事をした感じでご満悦ですね


現在、買ったばかりの服を着ています


少し膝下丈の薄いピンクのスカート

腰の左側を薄いブルーのリボンで蝶結びにして締めている

ブラウスも薄いピンク

襟は白で胸元に薄いブルーのリボンのタイを付けている

髪の左側に白いマーガレットの小さな髪飾り

ソックスは白でふくらはぎを覆う長さ


「うう、なんか恥ずかしいでござる、、、」


こんなの着たことないから落ち着かない

ケンタ殿に見せたら笑われるよう


「アオイさん、とっても可愛いですよ♪」

「そりゃアンナさんが選んだのだからそう言うでしょ」


この服だけでなく普段着や寝巻きまで買わされました

何の拷問ですか、イジメですか?


「さあ、あとは街で遊んで帰りましょう♪」


この恰好で街を連れ回す気ですか、鬼ですか


逆らえずドナドナされます


「周りの視線が、、、」

「ふふ、アオイさんが可愛いからですよ♪」


アンナさんの方が可愛いですよう

わたしなんてミジンコですよう


うう、早く宿屋に帰りたい

でも帰ったらケンタ殿に笑われる

前門の虎、後門の狼状態ですう



夕刻、ようやく市中引き回しの刑が終わり宿屋へ帰って来ました


「ただいま、お兄さん♪」

「た、ただいまでござる、、、」


「主、おかえり、、なさい、、、?」

「おかえりー♪」


サスケ、その反応は何ですか?


「おかえり、二人とも、、、 ん?」


ケンタ殿がわたしを見て黙り込む

笑われるのは覚悟していましたが黙られるとは思っていませんでした

絶句するほど酷いのでしょうか


「アンナ、この子誰? あとアオイくんは?」


ガーーーン!


「お兄さん、いくらなんでもそれは酷いですよ、、、」


わたしだと気付かないほど似合っていないのですね、、、


「ええと、主、ですよね?」

「サスケまで!?」

「え、アオイくんなのか!?」


二人ともヒドいよお、、、


「も、申し訳御座いません主!」 アセアセ


「いいもん、サスケなんて知らないもん、、、」 プイッ


サスケが固まるけど知りません


「ごめん、あまりにも可愛過ぎてわからなかった

 クノイチ姿の凛々しいアオイくんしか見たことなかったから」


「ふゃっ、かわっ、、、、、」 真っ赤


か、可愛いって言われたっ!

クノイチ姿も凛々しいって!

ダメ、頭の中が殿中でござる! ※混乱中


「お兄さん、殴っていいですか? というか殴らせろ?」 ニッコリ


「なんでだよっ!?」


「あの、ケンタ殿、この服似合っていますか? 変じゃないですか?」


「え、ああ、とても似合ってるよ、可愛いよ

 いつもの凛々しい姿と違って可愛過ぎたからわからなかったんだよ

 ごめんな、まともな感想言えなくて」


「い、いえ、ありがとうございます」 真っ赤


「やっぱり殴りますね?」 ニッコリ


「だからなんで(ボゴォッ!)だぶぉっ!?」


そっか、似合ってたんだ、可愛いんだ

ダメだ、顔がニヤけてくる


「ねえねえ、ご飯まだー?」

「そうですね、夕食にしましょう」

「くっ、納得いかねぇ、、、」


固まったサスケを抱えて夕食の席に着きました

何を食べたかも味もわかりませんでした



それからお風呂に入ります


「良かったですね、褒められて

 だから言ったでしょう、アオイさんは可愛いって」


「うう、はい、、、」


まだ恥ずかしさが抜けなくて両手で顔を塞いでいます



部屋に戻って就寝です


青色のワンピースの寝巻きです

アンナさんは朱色のワンピースの寝巻きです

お揃いで買わされました


「冒険時以外は私服を着て下さいね」

「うええ!?」

「着て下さいね? あと変な声を出さないで下さい」

「はい、、、」


アンナさんのいじわるう、、、






おまけ > 本日のポチャとサスケ


南門の少し離れた場所に小さい穴が開いていた

そこから二人は外へ出る


サスケは止めるがポチャが飛び出す

仕方がないのでサスケも続く

何だかんだでサスケは面倒見が良いのだった


「あっちの木まできょうそー♪」


いきなり始めるポチャ

文句を言いながら追いかけるサスケ

案外いいコンビである


ポチャが勝った

そしてまた競争が始まる

段々とサスケも本気になってくる


しかしポチャは速かった

サスケは一度も勝てなかった


「くっ、次は勝ちますよ!」


さすがに悔しかったようだ

帰りの最後の競争で死力を尽くすサスケ

首の差で辛くも初勝利を手にする


「どうですか、私の勝ちです!」 パタン


まさに死力を尽くしたサスケはダウン

ケンタが帰って来て回復薬を飲ますまで倒れていた


「何してんだよお前ら」

アオイはずっとクノイチ姿だったのです

そして以前自分がやられたことをアオイにするアンナ

ケンタは天然なので照れずに可愛いものは可愛いと言えます


サスケとポチャの速さについて

サスケは敏捷性と柔軟性があります

カーブなどがあるコースならサスケの方が速いのです

ポチャはある意味猪突猛進なので直進だと加速度が増します

逆にカーブがあると減速が激しいのです

今回の競争は直線コースばかりです

ゆえにポチャが有利でサスケが敗けていたのです


次回、いないのかよ!

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