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愚者の楽園に転移したけどまったく問題ない  作者: 長城万里
4 俺たちの戦いはこれからだ

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176/177

176 遊び人

アキラの作戦のおかげでたっぷりとハチミツを回収できた

アマ草のときのように専用の箱があるのでそれに入れてある

一旦ギルドに渡すがそのとき自分たちが欲しい分だけ瓶に詰めてくれる


「みなさんのおかげでたくさんハチミツが手に入りました♪」

「いやいやアキラの作戦のおかげだよ」


俺たちだけだと恐らく半分は爆散させていたかも知れない

役割分担って大事なんだな


まだ色々話したいことがあるからアキラと一緒に夕食を食べることにした




「アキラはどうして職業を遊び人にしたんだ?」

「そうよね、回避能力はすごいけど厳しい職業だものね」


回避ができても遊び人の攻撃も当たらない

ソロだと討伐など無理ゲーだ

仲間がいればいいが遊び人を仲間にするパーティーはいなかった


「ゲームでは仲間がいたのか? いないと戦闘は無理だったろ」

「ゲームではずっとソロでした」


「それだとレベル上げも厳しかったろ」

「いえ、他の職業も使っていましたから」


なるほど、遊び人一本でプレイしていたわけではないんだな


「剣士、魔法使い、賢者、格闘家、遊び人でプレイしていました

 10日毎に職業をローテさせて遊んでいたんですよ」


メイン職業は変更可能だが変更後10日間は変更できない

ローテーションプレイするプレイヤーだったんだな


「ローテプレイだったから上位職へチェンジできませんでしたけどね」


そうだろうな、上位職にするためにはローテプレイだと厳しい

俺の魔導士だと魔法使いを超級にしないとなれない

超級にするにはその職業を集中して使い続ける必要がある

10日おきに変更していてはせいぜい上級ぐらいにしかなれない


「転移させられたときちょうと遊び人に変更したばかりだったんですよ」

「そいつは不運だったな」


「でもサブ職業の能力は使えるからそれなりに戦闘は可能じゃない?」


サクラさんの言うとおりサブの能力も使用可能だ

俺も賢者のヒールや剣士の剣技はそのまま使える

サブだから効果などが少しだけ落ちるデメリットはあるけどな


「可能ですがかなり厳しいですね」

「100のダメージが50になる程度だろ?」


「いえ、遊び人の場合はさらに制限や縛りがあるんです

 例えば剣士で100ダメを与える剣技だと1ダメになったり

 魔法使いの攻撃魔法も同様でさらに魔法がランダムで不発したりもします

 賢者のヒールなんかかすり傷しか治せません

 格闘家に至っては武技が使用不可、とほほですよ」


苦笑するアキラ、笑い事じゃないだろそれ


「こっちに転移してよく今まで無事だったな

 センや仲間たちと出会うまで大変だったろ」


「遊び人の運の良さのおかげだと思います」


たしかに遊び人は強運があるけど


「そもそもゲームの時点でなんでローテに遊び人を入れていたんだよ

 攻略情報にも遊び人が厳しい職業だということは書かれていただろ

 アキラはそういうの調べるタイプなのに」


「遊び人は戦闘方面にダメなのはもちろん調べて知っていました

 ですが日常生活ではかなり役に立つんですよ」


俺はMMORPGで日常生活のことなんか考えもしなかったよ


「買い物では必ず1から3割引きになるのです

 しかもランダムでたまに9割引きになるときがあります」


なん・・・ だと・・・


「買い物だけではなく宿泊料なんかも対象なんですよ

 さらに依頼報酬もボーナスが付いたりします」


なん・・・ だと・・・


「カジノがあるのは知っていますよね?

 当たる確率が上がったりカードなんかは引きが良くなったり

 お金を稼ぐのに遊び人は最適だったんですよ♪」


なん・・・ だとおっ・・・


「ようするに資金稼ぎのためにチョイスしたんですよね遊び人

 まあ転移時に遊び人のままだったのは不運でしたけど」


「くっ、俺も使っておけばよかった遊び人

 カジノじゃいつも負けていたんだよ!」


「そうだったな、ケンタはいつも負けていたよな」

「ベンケイさんはトントンだったよな」

「私は深追いせず引き際をわきまえていたからな♪」


俺はつい熱くなって負けていた


「まあそれはそれとして仲間たちと出会うまではどうしていたんだ?」


センや仲間たちと出会うまではきっと大変だったと思う


「強運が働いたのか転移初日にセンと出会えました」

「え、すごい!」


アンナが驚いていた

たしかに俺がアンナと出会ったのは転移して10日ぐらいは過ぎていた

初日に出会えるなんてすごい


「あれ? でもレンシュウ草原に転移したんじゃ」


プレイヤー上位三人はレンシュウ草原に転移させられている

もちろん草原は広いのでバラバラの場所に転移させられていた


「はい、レンシュウ草原に転移させられました

 転移させられたすぐそばの木の下にセンがいました」


「運良過ぎだろ」


「おかげでこの世界のことなど色々アドバイスしてもらえました

 戦闘はセンが攻撃担当になってくれたので問題なく活動できました」


なんて羨ましい、俺なんか死にかけたりしたんだぞ


「そういやサイショノ村で出会わなかったな?」


ラインハルトとも出会わなかったけどツギノ村行きの馬車で出会った


「俺とセンはサイショノ村には入らず南へ進みましたから」

「チュートリアルしようとか思わなかったの?」


俺はやったぞ、そのせいでアンナにダメ出しされたけどな ホロリ


「やろうしたらセンにダメ出しされました」 ホロリ


お前もかアキラ、我仲間を見つけたり


「当たり前です、センは立派にガイド精霊していたのですね」


うんうんと姉妹の行動に満足顔のアンナさん

アキラが察したのか仲間を見る目で俺を見るのだった

もしかしたらラインハルトも今頃ダメ出しをくらっているのかも知れない

むしろくらえ!

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