第七話 パーティーでの初戦闘
(-_-)<第七話
(-_-)<今回はやっとパーティーで戦闘をするよ
(-_-)<あと魔術も登場するよ
(^_^)<お楽しみに~☆
パーティー名が決まって、次はパーティーリーダーを決めるのだが...
「やっぱりパーティー名に出てる鏡さんでいいんじゃない?」
「絶対ヤダ!」
「え~?なんで~?」
「いやに決まってるでしょ!まずパーティー名に名前出てる時点で嫌なのにさらにリーダーになるわけないでしょ!」
「そうかー残念だなぁ。じゃあ誰がやる?」
「「「...」」」
「...はぁ。最初はグー!」
「「「じゃんけん!」」」
「「「「ポン!」」」」
「ば、馬鹿な」
「いえーい。ゼロの一人負けー!」
「やったね」
「やったやった」
「しょうがない。じゃんけんで決まったことだ」
「潔いなぁ。それに比べて鏡は...」
「しょうがないでしょ!パーティー名に出るなんて恥ずかしいでしょ!」
「俺も現在のパーティーで名前出てるぞ」
「うっ!そうだけど...」
「いい加減あきらめろ。俺もあきらめてリーダーやるから」
「...ああもぅ!わかったわよ!」
「さすがーそれでこそ鏡さんだ」
「じゃ、さっさとパーティー組んじゃうか」
「そうだな」
ウィンドウを操作してパーティーを作成し、パーティー名を『鏡と仲良く森羅万象』にして四人にパーティー申請を出した。
『金剛、鏡、ララ、ルルがパーティーに加入しました』
アナウンスも流れたからこれで大丈夫だな。
ついでだ。いろいろ設定しとこう。
まずは自分と味方のHPとかを常に出しとこう。左側でいいかな。
あとは痛覚設定。まぁ100%でいいかな。あとはグロ描写だけど元々オンだったからいじらなくていいかな。
「では、用事も終わったようなので冒険者ギルドで指名依頼の
手続きをしましょう」
「わかりました」
「では、むかいましょう」
そういうとバードルさんは歩き出し店を出て行った。
俺らもそのあとに続いて店を出ていく。
冒険者ギルドに入ってみると中には住人以外にもプレイヤーが何人かいた。
プレイヤーは掲示板を見ていたり酒場で飲み食いをしていた。
受付カウンターには先ほど話したカーリアさんが忙しそうに書類を片付けている。
カウンター内にはほかにも職員が忙しそうにしている。
「すみません。カーリアさん。指名依頼をしたいのですが」
バードルさんがそういうとカーリアさんは顔を上げた。
「指名依頼ですか?珍しいですね。普段は子飼いの私兵で大抵片付けるのに」
「なに、ちょっと気が向いてね」
「はぁ...あっ!あなたは!」
カーリアさんはバードルさんのすぐ後ろを歩いていた俺に気が付いたようだ。
「さっきぶりですね、カーリアさん」
「そうですね。それで?なぜゼロさんがレイクさんと一緒に?」
「それはですね。かくかくしかじかまるまるうまうまなんですよ」
「そうなのですね。わかりました。では、すぐに準備いたします」
「はい、お願いします」
そう話すとカーリアさんは奥のほうに引っ込んでいった。
「...あれで通じるんだな(ボソッ)」
「多分あれじゃない?(ボソッ)」
「《読心術》のスキルかな(ボソッ)」
「多分...じゃないとわからないでしょ(ボソッ)」
なにやら後ろから話し声が聞こえるがまぁどうでもいいかな。
少しするとカーリアさんが戻ってきた。
「では、依頼内容を設定してください。ついでに報酬も」
「わかった...こんな感じかな?」
「確認します...はい、問題ないですね。では、パーティー『鏡と仲良く森羅万象』に対して指名依頼を発行します」
『指名依頼:レイクのお願いを開始します』
アナウンスが流れた。これで大丈夫かな。
「では皆様、よろしくおねがいしますね」
「わかりました」
「私は少しギルドに用があるのでここに残りますが、皆様はどうしますか?」
「俺らは道具などを買ってから調査をしようと思ってます」
「そうですか。では、商会ギルドに行くといいでしょう。あそこには回復薬や装備などがありますからね」
「わかりました。寄ってみます」
「そうするといいでしょう。では、調査、頼みましたよ」
「はい。任せてください」
俺らはそういうと冒険者ギルドを出て行った。
「さて、まずは回復アイテムを買いに行くか」
「いや、その必要はないぞ」
「どうしてだ?金剛」
「何か忘れてないか?」
「何かって?」
「...まぁいいが。俺らはさっきの決闘であいつらの全てのアイテムを持っている」
「...あっ!」
「忘れてたな。まぁいいが。で、さっき話してる間に確認したら回復アイテムなどが結構あったから買い足さなくても足りるとおもうぞ」
「なるほど。了解...ってあれ?その金があればわざわざこの依頼を受けなくてもよかったのでは?」
「今更?なにか考えがあるとおもっていたんだが...まぁ、結果が良ければ問題ないだろ」
「そ、そうだな!そうだよな!」
「すごい焦ってるねー」
「そうだね」
「最初の印象とはだいぶ違う」
「最初の印象は?」
「...頭の回転が速くてゲームうまい人」
「今は?」
「...忘れっぽくてゲームがうまそうな人」
「メッチャ印象変わってるじゃんー」
「わるかったな!忘れっぽくて!」
「まぁまぁ。今はいいじゃないか。それで?アイテムを買わなくてもよくなったけど、どうする?」
「はぁ...そうだな。普通にフィールド出て戦闘しようか。そういえば聞き忘れてたけどお三方のスキルはどんなかんじ?」
「スキル?私は《槍術》、《木魔術》、《木工》、《伐採》、《鑑定》。ララちゃんは?
「私は《火魔術》、《土魔術》、《金魔術》、《彫刻》、《魔力増強》だね。ルルは?」
「私は《回復魔術》、《水魔術》、《強化魔術》、《付与術》、《魔力増強》です」
「ふむ。見事に全員後衛だな」
「まぁ、職業が職業だからな」
「そうだね。で?使える魔術は?」
「《木魔術》はLv1だと木材だね」
「木材って使い道あるの?」
「説明読んでみると木の枝が出るらしい。使い道あんのこれー?」
「しらね。ララのは?」
「《火魔術》は火炎。《土魔術》は土。《金魔術》は虎鋏」
「なんか《金魔術》だけ異様だな。効果はどんなかんじ?」
「火炎は直線的な炎を手のひらから出す。土は手のひらから小石交じりの土を放出するらしい。虎鋏は指定した場所に罠(虎鋏)を設置するみたい」
「使い道は土以外はありそうだな」
「土に謝れ。土も使えるかもしれないだろ」
「はいはいそだね。さーせん」
「謝る気0%の謝罪をありがとう」
「どういたしまして。それで?ルルの方は?」
「えーっと。《回復魔術》は回復が使えて、《水魔術》は水流が使えて、《強化魔術》は筋力強化が使える」
「比較的使えそうで一安心」
「そうだねー。今のところ木の枝を出すのと火を出すのと土を出すのと罠を設置するのしか出てないからね」
「言葉に並べると木の枝の場違い感よ」
「しらん。運営にいってー」
「ま、まぁ。確認が終わったしそろそろフィールド行くか?」
「確認?まだ終わってないよ?」
「ん?他に何か確認する物なんてあったか?」
「あるでしょ。あんたら二人のスキル」
「ああ、そういえばお三方にはまだ見せて無かったな」
「言われてみればそうだな」
「そういうこと。てことで見せてね?」
「ほいほい。俺がとったスキルは《拳術》、《体術》、《調薬》、《採取》、《鑑定》だ」
「ふむふむ。金剛は?」
「俺は《剣術》、《盾術》、《鍛冶》、《火魔術》、《採掘》だな」
「金剛も魔術とってるじゃん!」
「そういやそうだな。すっかり忘れてたわ」
「...忘れっぽい人 (ボソッ)」
「さて、じゃあ確認も終わったし、フィールド行こうか」
「了解」
「わかった」
「了解です」
「了解」
確認をし終わった俺らはフィールドに向かった。
「フィールドついたが...ここのフィールドって名前なに?」
「マップに書いてあるだろ。『始まりの草原』だ。俺らが向かうのが『始まりの森』だな」
「さすが金剛たよりになる~」
「バカにしてんのか?」
「いやいや全然。それより、猫が来てるぞ」
「「「!?」」」
「知ってる」
「「「知ってたならはやめに言っておいてもらえますか!」」」
「今度からはそうするわ」
「そうだな。それより戦闘準備だ。お前ら後ろいけ」
一応鑑定しとくか。
種族はキャット。Lvは2。性別は雌。
最後にどうでもいい情報が来たがどうでもいいな。
「鑑定結果は種族名キャット!Lvは2!」
一応鑑定結果を叫んでおく。
すると叫び声に反応したのか猫がこちらに走ってくる。
「ヘイト俺来てるから殴りよろしく!」
「了解」
「わかった」
「任せて」
「わかりました」
そう告げると俺は気を全身に纏い意識を集中させる。
「きやがれ猫。遊んでやるよ」
『二"ャ!』
猫は直線的な動きでこちらに突進してくる。
しかし..
「火炎!」
「木材!」
猫に火炎と木が飛んできた。
途中で木と炎がぶつかって燃えてる木が猫めがけてとんだ。
『二"ャッ!』
燃えてる木は見事に猫に命中し猫の体力を三分の一ぐらい減らした。
するとすぐさま別の魔法が飛んできた。
「筋力強化!」
ルルが使用した筋力強化の魔術が俺に命中し画面端にSTR強化のアイコンが浮かび上がる。
これで自分の状態を確認できるようだ。
効果時間は5分。今回の戦闘中に切れることはないかな。
「"インパクト"。"破砕"!」
燃える木を受けてよろめいている猫の顔面に容赦なく拳を打つ。
『二"ッ!』
猫は短い悲鳴を上げながら後方に吹っ飛ばされる。
吹っ飛ばされた先に待ち構えていたのは...
「"スラッシュ"」
金剛のスキル宣言とともに青色に淡く輝く刀身が猫の首に吸い寄せられていき...
猫の首は落とされた。
「よし、おわったな」
「はい、お疲れー」
「お疲れ様」
「お疲れ様です」
「案外あっけなくおわったな」
「まぁ、序盤の序盤の雑魚敵だからね。さすがにこれでやられてたらゲームやめたほうがいいと思う」
「ゲームやめるは言い過ぎだとしてもさすがにパーティーだと一匹には負けないよ」
「じゃあ次は複数と戦ってみます?」
「そうだな。群れが居たらの話だけど」
「まぁそうだね」
俺らは肩慣らしの獲物を探してフィールドを歩くのだった。
(^_^)<いや~今回は面白そうだったね~☆
(-_-)<まぁそうだな
(^_^)<ところで~☆なんで彼女たちが使う魔術と私たちが使う魔術は違うんですか~☆
(-_-)<それはとあるスキルが原因だな
(^_^)<スキルですか~☆
(-_-)<ネタバレになってしまうからここでは言わんがな
(^_^)<ネタバレ、ダメ、ゼッタイですものね
(^_^)<仕方がないですね
(-_-)<そうだな
(-_-)<じゃあそろそろ次回予告
(^_^)<次回は軽くLv上げをしてから森にはいりますよ~☆
(-_-)<次回もよければ見て行ってくれ