表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/66

学園イベント5

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーー少し時間を遡る……ーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『なによ!このヤンチャ坊主!』


『おっ!やるか!』


楽しそうにファイテングポーズをとる、ジーク


『やらないわよ、バーカ。』


ここは音楽クラブ部室。各自発表会の最後の仕上げと調整を、残って作業していた。ケーイと、ジーク


『ああ、もうっ!なんでこんなにイライラするんだろう‼︎』


『そりゃ、アレだ、カルシウムが足りてないんだ。カルシウム。カルシウム取れ、カルシウム!』


『うるさーい‼︎‼︎』


『それか、そのイライラをドラムにぶつけるか!めちゃめちゃカッコイイハードロックが出来るぜぃーー!』


楽しそうに話す、ジーク


『あーーもう。ホントにうるさいんですけどーー!』


ウンザリした様子をみせる、ケーイだが、実はこんな空気も悪くはないと心の中では思っていた。

ふと、視線の先に居た、マイクが立ち上がった。進んでゆく先には、エフリアと、ニーナの姿が。

その一連の様子を見ただけで、ケーイの心に何か嫌な気持ちが湧き上がる。

何やら焦っている、エフリアに、マイクが嬉しそうに楽しそうに喋りかけている。

ケーイの心には暗い嫌悪感と嫉妬の心が渦巻き舞い上がる。


と。


『何、見てんだ?』


ジークが話し掛けてくる。ケーイの視線の先を見て……


『あ。エフリアかーー。彼女の楽曲って何かいいよな。優しくって、暖かくって。』


そう言うと、ジークは両手を胸に合わせ、目をつぶり頬を赤らめる。


ーーーーーー『死ねばいいのに』ーーーーーー


ケーイの心にはっきりとした殺意が湧く。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーこれは後にイベントに追加インサートされた重要なエピソードーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


超電撃ワイドボルテッカー‼︎‼︎』


ケーイが叫ぶ。白い稲妻が屋上のフィールドを隈なく隙なく縦横無尽に駆け巡る。



「アクアシールド‼︎‼︎」


海の杖を右手高くかざし、宙から落ちて来る稲妻と、厚い藍色の波の膜が光り輝き、相殺する。

砕け散った水玉がキラキラとちらばる。その向こうに真剣な、眼差まなざししのティア。

2人目が合って、ケーイの心に更に火が付く。


ーーーーーー『むかつく!』ーーーーーー


そこへ、ウシくんの剣が火の粉を散らしながら飛び込んで。原野セツエイの、風刃カマイタチ。ソラさんの、岩石投下ロッククロー野崎エッジの、水刃アクアカッターが飛んでくる。



ーーーーーー『あぁーーホントに鬱陶しいーー‼︎』ーーーーーー


全てを受けてもダメージはそれほどでも無い。だが、ケーイの鬼のホログラムは更に巨大化。

自分自身で張った、青くくぐもった虹色のドームバリヤーを壊し、キラキラと舞う光の欠片を吸収し、更に更に大きく変貌してゆく。

最終形態は、紅く染まった怒りの色を混ぜた鬼の姿。辺りを巻き込む大量の煙と共にその姿を現したのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーー『死ね‼︎』ーーーーーーーー



ケーイの心の声が学園中に大きく響き渡る。




「まるで怪獣だな。」


原野セツエイが呟く。


「けど!」


と。ウシくん。


「倒さなきゃ!だよな。」


と。野崎エッジ


「「「うん!」」」


3人の声がハモる。




「核がどこかにあるはずなんだけど……」


と。ソラさん。


「さっきまで体の中心だったんだけど……あの変化で見えなくなった……」


シールドを張りまくりながらティアが答える。


「どこだろう……」






「せいっ‼︎‼︎」


二段跳びをして焔の剣を振るうウシくん。ダメージはほとんど与えられていない。

スタッ‼︎‼︎と一旦屋上に着地する。そして、ウィンドウを素早く出し、風の剣に持ち替える。


ーーーーーー怒りの具現化。イカヅチ。風の剣でもダメかなぁ?ーーーーーー


そう呟くと、同じく二段跳びで巨大ホログラムに剣を振るう。と。風の剣のエルフの加護で思ったよりも高く高く飛び上がるウシくんの体。

クルクルッと2回転しながら「せいっ‼︎」と剣を振るい着地する。


「ん?」


その時、ウシくんの目に何か光るものが見え、後ろを振り返る。


「どうした?」


原野セツエイの呼びかけ。


「アイツの本体、あの時計塔!」


そう言って、ウシくんは1枚のカードを取り出し高く掲げた。


「翼竜‼︎」


ーーーーーーーーボム‼︎‼︎ーーーーーーーー


白い煙が舞い。大きな翼竜が現れる。


ーーーーーーーーバサッ‼︎‼︎ーーーーーーーー


翼を広げる翼竜の足に掴まり、一直線に時計塔へと向かう。


「あのバカッ‼︎」


原野セツエイも『翼竜』のカードを取り出し高く掲げた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーストッ‼︎ーーーーーーーー


『………。』


気配を感じ、ケーイが顔を上げる。目の前には何もなく、何気なく隣を見る。


「………。」


そこには翼竜の脚から降り立ったウシくんが居た。三角屋根に足を滑らしそうになっている。


『何しに来たのよ。』


面倒くさそうに口を開く。


「みんなを戻してくれ。」


不安定な屋根の上でウシくんは屋根を掴んで座った。


『戻す?』


「あ。いや、この場合、目覚めさせてくれ。が、正しいのか?」


『知らないわよ。』


先の尖った時計塔の上。ケーイはダルそうに先に付いている十字架を左手に掴みゆっくりと立ち上がった。

北校舎屋上のホログラムを見つめ……


『アレだって、何で暴れているか、わからないもの。』


「え?」


紅くくぐもった巨大ホログラムは両手を上げ、屋上を叩き付けながら身体中から白い稲妻を定期的に放ち、白い火花を散らしている。


『もう、どうでもよくなっちゃったわよ。』


「どうでもよくないっ‼︎」


叫ぶウシくん。


『そうよね、アナタ達にとってはそうよね。さっき、エフリアの事。『人殺し』って言ったけど、本当の人殺しは私なんだから。』


「ばかいえ‼︎」


『バカじゃないわ。本当よ。私はあの診療所で『毒係』だったんだから。』


「⁈」


『最初は嫌で嫌で仕方なかった。毒に苦しむ姿を見るのが本当に辛かった。だから私は苦しまずに済む薬を研究して、それから気持ちが楽になった。』


「……狂ってる。」


『そうかもね。』


と、そこへ。


「おーーいーー牛原ーーっ‼︎大丈夫かぁーーっ‼︎」


翼竜に掴まった、原野セツエイが上空に現れた。






















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ