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つぶやき的日常備忘録

つぶやき的日常備忘録

本当は最初の100字くらいで投稿しようとしたけど、文字足りないって言われて仕方なく盛ったらやりすぎた。

適当に放った綿棒は正確にデュアルショックのPSボタンを捉える。この時無慈悲にもPS4は起動し私はベッドから動かざるを得ない状況に陥ったのであった。


しかし幸運なことにここでとある事に気づく。

デュアルショックにはベッド横から充電ケーブルが伸びていたのであった。これは日頃の行いの良さのおかげかと鼻息を荒くしつつケーブルを手繰り寄せ、デュアルショックを手にしたところでさらなる悲劇が私を襲う。


テレビの電源がついていないのである。せっかく手繰り寄せたデュアルショックを操作しようにも、テレビの電源が入っていないのであればPS4の電源を切る事が出来ないのである。


ここで私の脳内には2つの選択肢が浮かんだ。1つはテレビのリモコンを取りにベッドを動く。もう1つは長年のデュアルショックの操作勘で電源を切ることである。


ここで私は愚かにも後者を選び取ってしまった。上手くいけばベッドを動かなくて良いが、悪い方向へ転べばゲームが起動してしまうおそれがある。ハイリスクハイリターンの賭けである事を理解しつつ勇気を持ってデュアルショックを操作すると、PS4はまたしても無慈悲。


排熱ファンの音、部屋のホコリを舞いあげ始める。


なんらかのゲームが起動してしまったのである。賭けに負けたのだ。しかしここに至っても私はベッドを動くことを拒否する。


何故ならば見つけたのだ。


ベッド横本棚の上にあるテレビのリモコンを。最初からこれに気づけていればという後悔はすでに後の祭り。迷いなくリモコンを手に取りスイッチを押すと、そこには驚愕の画が映っていた。


てっきりゲームが動いているのだと思っていた私の目の前に映し出されていたのは「ソフトウェアアップデート」の文字。


どういうわけかデュアルショックを操作し電源を切ろうとしていたのにも関わらずアップデートをしていたのだ。しかしそれはそれ。アップデートを中断し電源を切ろうとしたその瞬間、またしてもあることに気づく。



78%



もうすぐアップデートが終わるのである。ここでキャンセルすると今までのアップデートが勿体ない。そう思った私が待つことを決意するのにそう時間はかからなかった。


アップデートが終わりPS4の電源が消えたことを確かめ、テレビの電源を切り、蛍光灯を消しついに訪れる眠りの瞬間。


微睡みへと誘われる中すこしばかり感じてしまう違和感。しかしこの微睡みは逃すまい、目は絶対に開けまいと確固たる意志を持って違和感をもみ消そうとするが、気づいてしまうのだ。



目は開けずとも、耳が。



微かなファンの排気音。そう、まだPS4は電源がついているのである。


馬鹿な。確かに電源は消えたハズ。


その時追憶の中である疑問が生まれる。PS4が消えた認識はあるが、自分で消したという認識が無いこと。これらから私の脳はある結論に至る。


アップデートを終えたPS4は電源を切ったのではなく、『再起動』してしまったのでは?


疑問は確信に変わる。


またもリモコンを手に取りテレビの電源をつけた時、やはり青い光が微睡んだ目をこじ開けてきたのである。


だがこれまでの経験を経て、デュアルショックは手元にあり、テレビ画面はついている。間違いなく消すことが出来る。


余裕の笑みを浮かべつつついにPS4の電源を消した。



かに思われた。



あまりにも電源が消えるのが早すぎるのである。スリープモードを選択してしまったのだ。


消灯しメガネを外してしまったために弱い視力、暗闇に光る青いディスプレイを操作したのだ、再度の操作ミスは避けられなかったと言うべきか。


消さなくては、そう思う意思は微睡みと


「まぁスリープモードだし別にいっか」


という邪念にかき消されてゆく。ここで私は諦めて眠りについたのだった。





テレビの電源がつきっぱなしなことに気付かぬまま...


7/1 完

ちょっと時間を無駄にしたと思います。次は無い。

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