君に出来る何か
ダークネス、それは闇の世界から現れた住人。
人間を喰らい光の世界を闇に変えようとした。
だが、悪魔狩りと呼ばれる戦士の力によってバランスが保たれるも急激な増加により新たに陰陽師・エクソシストという能力者も現れ世界を守り続ける。
それは太古から続き、現代になっても終わらない戦いとして陰ながら行動をしていた。
時代の流れと共に様々な戦士が増え、光を失わぬよう命をかけて戦う。
が、その中心となっていた元帥と呼ばれる婆達はダークネスの力を見続けた結果。
世界を我が物にしようと行動を始めていた。
その為には、戦士達の中でも実力のある者を世界を手に入れる道具として育ててきたが実力者達は間違った考えに気付き姿を消す。
なんとしても手に入れたかった婆達は手元にある道具を使って実験を始めた。
ダークネスの力を利用する計画。
光と闇、反発する存在が一つになる事によって肉体の崩壊が始まり多くの者が死んでいった。
計画に反対する戦士も多くなり、なんとしても力でねじ伏せようと強硬手段を使ったが死んだことにしていた実力者が再び姿を現す事によって計画に支障が出来始め、婆達は怒り実力者達を排除しようと動き出す。
「裏切り者よ、我々に手を出せぬ場所で笑っているがよい……計画通りに世界を手に入れるのを苦しみながら見ていろ」
夜とみつきは、婆達の言葉に警戒をする。
ダークネスの力を手に入れた者はいない訳では無い。
そう気付いた時には既に遅く、周りを囲うように姿を現せた。
人間の姿をする闇の存在。
深い闇を感じ、みつきは首を横に振る。
数が多いせいで浄化しきれないと判断したのだろう。
状況を確認した事で夜は退く事を決めた。
今はまだ戦いの時では無い。
そう告げると婆達の元から姿を消した。
「ふん、怖気づいたか」
婆達は不敵な笑みを見せ、手下を退かせる。
□■□■
「そう、ついにやってしまったんだね」
「あぁ、ちゃんと成功例も見て来た」
白月は夜と並び、悔しそうに拳を握った。
どこまで愚かな行いをするのか。
「今は、僕達が戦えるかって言ったらそうじゃない」
闇から光になろうと儀式を受けている紫苑。
それだけでは無い、ダークネスの力を手に入れた者に対する対抗策が出来ていない。
同じ力を手に入れれば力を消す事が出来る可能性をフィルディスが調べているが、相討ちになる可能性が高いのだ。
光の力を同じように封じ込めた力も出来なくはないが、紫苑が闇の住人である以上は簡単にはいかない。
「それと、なっちゃんだけど……もう、八咫烏の力が弱くなっているのだから戦わせない方がいい」
「……分かってる、でもあいつはなんて言うか」
「うん、そうだよね」
壁は大きい。
身をもって分かってしまった以上無視は出来なかった。
何か、方法は無いのだろうか。




