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ツッコみ勇者、この世界をツッコみで救います?俺しかツッコみ役いないの?そうですか…。  作者: とびし
一章 世界の仕組み?

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六話 どうやって倒す?神に対する突込みって何?

 儂爺さんと戯れていた頃が懐かしい。あぁ…目の前で何を見せられているんだろうか。オシリス神をめった刺しにしているセト神。ネフティス神は茫然とその状況を見ている。遡って考えるまでも無く、普通に木瓜が原因だ。

「木瓜、この状況どうやって切り抜けるつもりだ?」

「僕はいつも通りやっただけだよ?」

「んな訳あるか!!いつもはボケを重ねるだけだっただろ?」

「ん~…そうなのかな?なんだか、感情移入しちゃったのかな?」

「本当に…。」

「平突が頭抱えてるなんて初めて見た!」

「お前の所為だわ!」

 だってあんなに怒り狂った殺神見たの初めてなんだもん。どう…すんの。でも…なんで血が出てないんだ?

「ありがとうございました~!」「ありがとうございました~!」「ありがとうございました~!」

「?!なんで急にお礼しだしたんだ…?」

「どうだ?私達の余興は?」

「オシリス兄上、完璧だったのではないですか?」

「ええ、オシリス兄さま!セト様、完璧でしたよ!」

「……?!」

 よ、余興?!何それ、聞いてない。というか、これをどこでやれば受ける?教えてくれ…。

「え?何で死んでないの?!凄い!」

「お前は喜んでくれるのか?!実はな…これは私が発見した飛び出しナイフというやつだ!」

「あ、あのおもちゃの?」

「そうだ、これを見て"これだ!"と閃いたのだ!今度の宴会で見せる物が無くて困っていてな?」

「宴会でこれ見せるのか…。」

「昔の事を思い出したのだ。まだ私がヤンチャだったころの話をな。」

 そういえば…。戦争起こしたり、兄を殺したり、なんだかすごい神だった気がするなぁ…。こんなにもどっと疲れた劇を見たのは初めてかもしれない。気苦労って感じ。

「で…身の上話を聞かされて、どう戦えと…?」

「感想はどうだ?面白かったか?」

「面白いというか…重たいですよ…。ネタにちゃんと昇華出来たんですか?」

「そうか…これでは受けないだろうか?神の中では割と鉄板ネタではあるのだが…。」

 神様ってこういうネタ好きなの?まぁ…神話って色々あるしなぁ。うん、俺がなんで悩んでいるのか全く分からないけど、こんなので悩んでいるのも凄く癪だってのは分かった。

「あ!ピラミッド、実は宇宙人が作った説とかどう?」

「あ!じゃない!都市伝説って笑えない話が多いだろうが!」

「ならば、私達が宇宙人!という説をどうにか推し進められないだろうか?」

 なぁ…誰かこの場を終わらせてくれ~…。収集つかないだろう、これ。そもそも、神様本人から聞きたくない話第一位だろ。ワレワレハカミサマダ。うん、不可解。

「ねぇねぇ!神様は四天王なの?」

「そうだな~…私達は三位一体だからどこに所属しているのだろうな?」

「オシリス兄上!きっと我々は四天王より上の魔王なのですよ!」

「そうなのだろうか?私達が魔王なのか?」

「オシリスお兄様そうかもしれません!」

「魔王を形だけで名乗るのはやめてもらえません?!"様"を付けていたじゃないですか!」

 もう…やってられん。ずっとここに居座り続けられるのも…流石にしんどい。何か…何か打てないか?

「そうだ!平突と昔、漫才をしたんだけど」

「む?面白そうな話だな?」

「平突は緊張しすぎてカミカミで…。」

「そうか、それは駄目かもしれないな!ははは!」

 ははは、じゃない!!人の恥ずかしい過去の話を聞いて…駄目駄目だと?!ただでさえ、設定ガバガバな癖に後付けで何でもかんでも出してきやがって!終いには、人にダメだしか?!そもそも、お前たちもなんだかんだ、ボケて来ないじゃないか!!

「日本、好きでござる!」

「なんだ急に?!取って付けた様なボケをするな!!」

「うぐ…この私がやられるなんて…。」

「オシリス兄さま!オノレコゾウ!ワレワレガアイテダ!」

「宇宙人設定を畳みかけるな!!」

「ぐわぁ…。」

「はぁ…オシリスお兄さま!」

「セト神も心配してやれ!!浮気相手ばかり心配するな!!」

「はぁ…一番気にしている所を…。」

 ポカリ。神様を殴るってのは抵抗があったけど、これはこれで良いのかもしれない。いい経験になった気がする。もし…今後も神様が出てくる様なら、俺も心してかからないといけないかもな。

「ねぇ、平突」

「なんだよ?お前も殴るか?」

「怒らないでよ!神様って何だったんだろうね?」

「さぁ?俺に聞かれても分からないだろ」

「なんだか、気のいい神様だった気がするよね」

「冥界の王なのにな」

「どんよりしていないまさに…"明快"って感じだね!」

「木瓜、黙れ。」

 あの急な劇に木瓜がボケを重ねたのは、もしかして、昔の俺の事を考えてだったのだろうか?今更考えてもどうにもならないけれど。というか、あの神様…結局なんだったの?四天王だったの?

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