母親ヅラするファンVS耳舐めVツーバー
「俺に舐めてほしいんだろ?ピチャピチャピチャ」
『1000¥。かわいいかわいい!レン君の耳舐めで妊娠しちゃう!それとも妊娠させる気(笑)』
耳舐めVツーバーを始めて一年。投げ銭してくれるのは嬉しいがもう限界だ。こいつ気持ち悪いんだよ!
『1800¥ レン君。17才なんだからお勉強もしなきゃだよ?レン君は夜更かしっ子だから心配だよー(笑)私がお勉強教えてあげたーい(>_<)(>_<)(>_<)』
うるせぇなぁ。俺が勉強しようがしまいが夜更かししようがテメーには関係ねぇだろ!我慢出来ねぇ。はっきりと言ってやる!
「母親ヅラすんなよ!かわいいって言うな!」
『3000¥ 反抗期でちゅか~♪うみゅう!かわいいよぅ!レン君をお膝にのせて可愛がりたい~!ナデナデナデナデナデ(笑)』
背筋がゾッとした。こいつヤベェ。マジキチじゃん。怒鳴られてるのに投げ銭の額が増えてくのもこえーよ。ブ……ブロックボタンブロックボタン。
『10000¥ こないだねー。今度レン君がコラボする⚪⚪さんに『ウチのレン君をよろしくおねがいします』って挨拶しといたよー(>_<)もー。こーいうのはレン君がやらなきゃダメなんだよぉ?そーいうとこもかわいい!レン君無限ナデナデタイム入ります!ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ!』
「うわぁぁあ!」
ブロックしたぞ!二度と来るな!ババアがよ!……怖かった。さぁ。気を取り直して。
「驚かせてごめんね?母親、彼女気取りの距離感バグったファンはキモいよね?ピチャピチャピチャ。ピチャピチャピチャ」
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「いってきまーす」
昨夜は散々だった。さて。今日は午後からの授業が数学と英語の苦手科目のコンボだからゆっくりと今日の放送について考えよーっと。人気ストリーマーは大変だぜ全く。
「大作!お弁当!」
「あっと。わりぃ!母ちゃん!」
改めていってきまー……
「あっ!大作!」
「んだよ?もう忘れ物はないよ?」
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「母さんをブロックするなんて酷いじゃない」