マイカの物語
わたしはハーフエルフのマイカ。
わたしの国はかつては人間たちと戦って得た領地を私欲のために使っていた。
だが、そんなエルフ族も神は黙っていなかったに違いないから天罰をした。
エルフには額に罰の印がつけられて神々によって見せしめにされたのであった。
わたしの印だって今でも罰が付けられているからね。
私利私欲に人間の領土を侵入して奪ったからよそれなら仕方がないわ。
だけどあたしの代まで印が付けられるなんて神様はなんて不公平かしらね。
だけど私には母親がいるの、それも二人ぐらいにね。
戸惑った人もいたわ、だけど仕方がないの。
エルフと人間、結ばれるのだって禁じられているのにね。
それで私が産まれた、なんて滑稽な話でしょうね。
だけどそれが真実でもあるからなんとも言えないだけどなぜ結ばれたのか?
単なる愛なの?でも何で私を産んでしまったのかが理解できないでいる。
私がいる町はかつてエルフの町で港のあるティリスというところに住んでいたのであった。
だけどこの港にはゴロツキがいて、彼らは好戦的で何でも攻撃してくるから厄介よ。
だけど、何でも攻撃しすぎて町の自警団に巻き込まれて彼らは死刑になってしまった。
だけどわたしの怒りは死刑どころではないと思うの。
エルフの母親の顔をナイフで傷つけたからそれが許せなくて怒りが収まらなかった。
だけど、母親が無事ならいいわ。
あの町の夕日が好きなの、だから嫌だとは思ったことはないし逆に幸せになったぐらいよ。
夕日は綺麗だと母親が言っていたわ、今でもその事が印象に残る言葉よ。