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リンが紡ぐ〜ある国のある物語〜  作者: dia
第4章 そしてグリル村へ
30/219

【手紙】


「グレちゃん、ワイワイ、カヲルン、リフリフ…だそうだ」


 グレースは夕食を終え客室に戻ってきていた俺にそう言った。


「カトレアなんか急に明るくなったよね。グレちゃん」


「ワイズ曰く、アプに言葉をほめられたと喜んでいたそうだ。リンリン」


 グレースはそう言って苦笑いをした。


「まぁカトレアが楽しそうなのはいいことだなぁと、あまり突っ込まないでいたんだけどね」


 と俺は言った。


「学院に来てからずっと心を閉ざしていたように見えたが、ようやく自信が持てたのかな?まぁ楽しそうで何よりだ。アプの効果かな?ワイズも様子みると言っていたよ」


「それでいいと思うよ。俺は歓迎」


 グレースは頷き、そういえば…と俺に封筒に入った手紙を渡した。


「ん? 何これ?」


 俺は渡された封筒を見て尋ねる。


「よく分からないが、宿屋の主人がリンと名の付く人に渡してくれと預かっていたそうだ。女の子だったと言っていたよ。村の子かな? やるな! リン」


 グレースはそう言ってゆっくり読みな〜と部屋を出て行った。


 俺はまさかね……と手紙を開く。


『今日の0時

村の外にて 待つ

y.y』


(ま、マジでラブレター? イヤでも村の外? でも、アプ……)


 いや、なぜそこでアプが?と思いつつも俺は何かを期待してドキドキしていた。


(それにしても0時……ちと遅いなぁ。こ、告白かな、でも俺学生だしすぐ学院に戻るんだけど。でも行かないと女の子ずっと待ってて危ないよね。うん。とりあえず行くだけ行こう)


 俺は時計の針が0時近くになるまで、そわそわしながら時間を待った。


 途中カヲルが戻って来て会話を交わしたり、グレースとお風呂で会って話したがその間もずっと心がどこか上の空な感じだった。



 11:50分



 カヲルは寝ている。

 グレースは隣の部屋でリーダーの業務をしていてまだ戻って来ていない。


 俺は部屋を後にし、そっと裏口から出て村の外へと向かった。

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