【その後のプロローグ】
こちらは本編の続編です。
あれから1年__
『学院』に戻ったリンは新しく管理官(学院長)となった教授に呼び出された!
そして与えられた任務とは?
リンとレミナ、そしてアイツがとうとう動き出す!
ここはテディアという星の小国。
名を『ストゥート』という。
小さな国にある『ストゥーベル学院』は国の最大規模の広さを誇る巨大な学校だ。
生徒数は4万人以上。
この学院は、11年前の事件により(詳しくは本編を参照)多くの大人たちに悲劇が起こり、行き場を失った孤児たちを保護、育成のために造られた国に管理されたマンモス学校である。
院内には飲食や服屋、公園、病院など生活する全ての施設が揃っており、何不自由なく生活できる街そのものでもあった。
1年前の丁度今頃、俺は仲間との任務のためにロットへと訪れ、そこから物語の全てが始まった。
自分の取り巻く環境が目まぐるしく変化していく中……妹リリフと共に学院を無断で飛び出し、そのままの流れで仲間と別の国へと旅をすることになる。
その期間はほんの数日のことであったが、俺たちにとって忘れられない経験となったのだ。
リン・グレイダー……現在17歳。
過去に実験体として胎児の頃から遺伝子操作され成功した国の最初の生物兵器であり、どんな怪我を負っても瞬時に再生してしまう体を持つ。
おそらく俺には……それこそこの星や宇宙が滅びでもしない限り命の終焉が訪れることはないだろうと言われている。
そしてそれは、俺のクローンの大元である父ソルトウェルト・グレイダーと同じ遺伝子を持つ第3兵器女性型であるレミナ、そして隣の国のロットで変な場所に変な道具屋を営んでいる変な店員とーまも同じだった。
これは新しくこの学院の管理官(学院長)となったコロア教授から頼まれた任務により、俺がレミナととーまと旅をすることになった物語である。
このヤバすぎる3名に、とある場所からやってきたロボ……03002号も加わり、3人と1体の冒険の旅が今、始まる。