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リンが紡ぐ〜ある国のある物語〜  作者: dia
エピローグ
167/219

【今しかない貴重な時間を】

 軍の活躍により少しずつ、モンスター化は解かれ、救出されたロットの人たちは増えてきた。

 全ての人を解放するにはまだまだ時間はかかりそうだが、ここはマラカナ達に頑張ってもらいたいと思う。


 ユナとレミナは相変わらずピストシアの島にいるが、レミナはユナを連れてたまに『学院』に遊びにくる。

 そして、俺についてきた03002号とよく一緒に公園で走り回っている。


 コロア教授は来年に正式に管理官となるらしいのだが、現在の管理官は元々彼女の祖父だという。


 戻ってきたら、学院の体制はだいぶ変化していた。これは彼女の尽力によるものだろう。


 この先に待っている『学院』の生活がすごく楽しみである。


 俺は今しかない貴重な時間を……これから大事に生きる。


 いつか来る色んな人との別れ、どんな出会いがあるかはまだ分からないが、人間らしく自分らしく生きることを選択した。


 『学院』を卒業したら、レミナとまた冒険したいし、仲間ともたまに会って遊びたい。



 そしてもう一つ……


 俺は今日、彼女を呼び出した。



「お待たせ、アプ……」


 公園で待っていてくれた彼女は後ろから名前を呼ばれて振り向いた。


 アプ……ことアパレル・キーンは《研究》チームをやめた。

 今はコロア教授の計らいで俺たちのいる《探索》チームのBグループにいる。


 このチーム名も来年には変わるらしいが、今は放置されたロットの街の立て直しの手伝いを主にしている。


 仲間と一緒に俺たちは頑張っているのだ。



「リン君、話ってなーに?」



「あのね、俺さ、アプのこと……」






[end]


 ここまでの長いご購読ありがとうございました!


 とても長く楽しく書かせていただいて、幸せでございます(o^^o)


 このお話はここで完結となります。


 応援、読んでいただいた皆様には本当に感謝しかないです( ; ; )!



 続編の『その後の物語』として現在連載中でございます。良かったらこのまま続きもお楽しみいただければ……と思います(^^)



挿絵(By みてみん)

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