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リンが紡ぐ〜ある国のある物語〜  作者: dia
第17章 リン…そして僕の物語は進む
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【俺は……知っている】

『お、俺は見た! 見たんだ!』


 野次馬の誰かが1人……叫んでいる。


『あの2人の家から出てきた! 血塗れになった

……』


 犯人の目撃者だろうか。

 それならば好都合だと、俺は聞く耳を立てた。


 叫んでいるであろう人物の周りの人達は落ち着け! 何があった⁈ と責め立てている。


『あの2人を殺したのは……宇宙人だ!』


 何を言っているのだろう。


 宇宙人?


 叫んでいる人物は周りからも何を言っているんだと責められている。


『本当だ! だって、見たこともない人の頭くらいの四角い機械が、この家から出てったんだから! 人が入れるような大きさじゃ……なかった。それなのに、空中を飛んで動いていた。あんなの魔法か、宇宙人だ!』


 野次馬の言葉に俺は洞窟で爆発を起こしたモノ、赤いチカっと光った一瞬見えたモノを思い出した。


 そうだ……あの時は一瞬だったが、そんな感じの機械のようであった。


 てっきり人が何か操作していると思っていたが、あれには見覚えがあった。


 俺は見たことがあったのだ。


 あそこだ……

 ロットにある古い研究室。


 あそこには同じような機械が置いてあった。あの時は気にならなかったが、ゲートを何個も移動していた部屋の一つに確かに同じものがいっぱいあったのだ。


 そして『えーあい』が命令して動かしている所を……俺は見ていた。


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