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リンが紡ぐ〜ある国のある物語〜  作者: dia
第16章 再会…?
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【なにが起きている?】

「……分かった」


 レミナは通信を切った。


「リン、宿屋は取らない。これからユナの元へカヲルを送り届ける」


「どういうこと?」


 俺はレミナの口調からただ事じゃない様子を感じていた。


「ここでは言えない」


「みんなは……」


 レミナは首を横に振る。


「とりあえず、街の外に」


「……分かった」


 急いで街の北に向けて走り出す。

 大通りは日中来た時よりは人が少ないので通りやすい。

 どんどんと街の門が見えてきた。




「カトレアから言われたのは……」


 街の北口から外に出て少し離れた所まで来た。そしてレミナの言葉を俺は静かに聞いた。



 港に着いた時にグレースが『Fortifier』と書かれた小瓶を見つけた。


 そこには強化薬と書かれていた。


 カヲルが道で突然しゃがんでいた。


 ワイズが心配になり近寄るとカヲルの左腕がモンスターのように変異していた。


 ワイズは悲鳴をあげて驚いたが、今は落ち着いている。


 グレースはカヲルの腕をその場で慌てて隠したが、少し港の人に見られたかもしれない。


 グレースはカヲルを担いで港を出ることを提案。今4人は海の海岸にいる。


 当のカヲルは意識が朦朧としていて、今は完全に失っている。


 少しずつ、変異している部位が広がってきている。


 メラクニル村の人達のように時限式かもしれない(これは今初めて聞いた)が、このままでは完全にモンスター化してしまうかもしれない。


 今の頼みの綱はユナとアプの作る特効薬(解毒薬)だと。


 だから、彼の島に向かいたい。


 俺とレミナに迎えにきて連れて行って欲しいと。


 カヲルは一度船で女性とお茶をしている。


 その女性はラマダンに向かうと言っていた。


 その女性の名前は……マーシャであると。


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