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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

すれ違いで真の勇者を追放してしまい復讐されそう

作者: 野方ん

俺は重大な過ちをしてしまった。

本当の勇者をこのパーティから追放してしまったのだ。

今から謝りに行ってももう遅い。

彼はもう復讐に来ているのだから。

俺は今手紙を書いている。

反省と後悔の念の手紙だ。

嫁に書くこともなかった人生で初めての手紙。

それがまさか遺言書のようなものになるとは。

俺は愚かだった。

パーティメンバーの嘘の言葉を信じ、何もしていない勇者を追放した。

俺は面倒事を避けるために勇者からなにも聞かずに追放した。

あの時しっかりとみんなから話を聞いていれば。

こんなことにはならなかった。

最初に嘘をついたメンバーは、街で殺された。

酷い拷問のあとがあった。

勇者に夜襲われたと言って、嘘をついたメンバーは、

ゴブリンの巣に、裸のままぶち込まれたそうだ。

自分のご飯に毒を入れられたと嘘をついたメンバーは、

毒に付けられ、回復魔法をかけられ続け、

四日もたった頃に死んだらしい。

そして最後に残ったのが俺だ。

もう時間が無い。

何故あの時騙されてしまったのだろうか。

あの時の自分をぶん殴りたい。

後悔してももう遅い。

もう彼は家の前に来ている。

これが最後になりそうだ。

嫁よありが












「よぉリーダー

元気にしてたか?」


そう言って勇者は、俺の体を持ち上げる。

俺はもう何も言わない。


「何か言いたいことはあるか?」


俺はどうせ死ぬから今まであったことを話すことにした。


「どうせお前は信じないだろうが、

俺は騙されていた。

なぜなら……………………」



「そうか。

だがそれを確かめる方法は無い。

俺はお前に対して追放されたこと以外に特に恨みはない。

だがそれでも俺はお前達に復讐すると誓った。

せめて楽に殺してやるよ」


そして刀を構え、私の人生は終わった。




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