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出逢い

下手ですがよろしくお願いします

むかしむかし村外れの森に魔法使いが住んでいました。

 

 魔法使いは、魔法を使って何でもできます。花を咲かせたり、雨を降らせたり、でも、一つだけできないことがありました。それは……



「レン、ご飯だよ。沢山作ったから好きなだけお()べ」

「……」

それは、子供魔王(大災害の元)レンを元気づけることです。魔法使いとレンの出会いは偶然でした。


 半年前、魔法使いは森の中をのんびり散歩していました。すると、


『僕が何をやったっていうんだ!痛い!痛い!誰か、助けて!』


突然頭の中に声が聞こえて来ました。

魔法使いは、驚いてすぐに声の主がいると思われる場所へ急ぎました。


魔法使いは声の主を見つけて唖然としました。


「やれ!いくら魔王といえど子供ならそんなに危険はない、今のうちに始末するんだ!」


「おおぉーーー」


何故なら、助けを求めてきた者は大災害の元と呼ばれ忌み嫌われる魔王の子供でした。しかも、その魔王の子共が助けを求めたのは森の近くにある村の男衆に殺されそうだからです。


魔法使いは迷いました。魔王は確かに強力な力と悪心を持つ大災害の元です。なので、村の男衆が力が弱い子供のうちに殺そうとするのは正しいことです。


 しかし、いくら魔王の子といえど相手は子供。別に悪いことはしてません。しかも、魔法使いに聞こえたのは純粋に助けを求める声で、悪心を持つ者の声には聞こえませんでした。そんな罪無き子供を殺すのが正しいとも言えません。


魔法使いは


魔王を殺すのは正しい。しかし、罪無き者を殺すのは正しくない。


魔法使いはこの矛盾に悩みました。でも結局答えは出ず、男衆や魔王に気づかれる前にその場から立ち去ることにしました。しかし……


「畜生。何で死なないんだ!どうすれば……あれは、魔法使い様!丁度いい。誰かあそこにいる魔法使い様を連れて来い!」


「わかった!魔法使い様!お待ち下さい。」


魔法使いは立ち去ろうとしましたが男衆に見つかってしました。魔法使いは、しかたなく立ち止まりました。そこへ男衆の一人がやって来ていいました。


「魔法使い様。どうか力をお貸しください。今、あそこで魔王の子供を始末しようとしているのですが、俺らだけじゃ力不足です。どうか力をお貸し下さい」


魔法使いは少し迷よったのち男に聞きました。


「その魔王の子は何か悪いことでもしたのですか?」


男は意味がわからないという顔で答えました。


「いえ、何もやってません。でも、危険な魔王の子供を殺すのは当たり前ですよね?」


それに対して魔法使いは静かに首を振って言いました。


「そうですか?僕はそれは違うと思います。

 いくら魔王の子といえど何もしてないのならば、それはただの罪無き子供です。そこで一つ提案します。

 その魔王の子を僕に預けてくれませんか?

 そうすれば、その子が本当に悪心を持つ大災害の元かわかりますし、僕が監視すれば大災害を起こすことも不可能で、村の安全も保証されます。どうですか?」


男は、しばらく考えたあとゆっくりと首を立てに振りました。




まさか、この提案が今後の未来を大きく変えることになるとは、誰も思わなかったでしょう。

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