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タイトル未定2024/08/26 21:49

知らない町を走る電車の中にいた

窓の外は暗く、風景など知れない


知らない駅に電車は停まった

しばらくここで乗り換えの車両を待つと車掌が告げる


外の暗がりを見る

何も見えやしない

窓ガラスには大きな蚊のような虫がいた。ぶつかっている

何度も何度も

音はしない

これほど必死に体全体を使って、あるいは命さえ削っているというのに音はしない

ひょろりと長くて鉛筆で引いた線のような体だ

握ったら簡単に小さな点になってしまいそうな体だ

それが執着じみた衝突を繰り返している

虫は何を必死になってこちら側に来たがっているのだろう

虫にとってそちらとこちらに待遇の差などあるようには思えないのだが


じっと虫を見つめている

ふと誰かと目が合った

窓ガラスに映った僕だった

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