第2話 入院期間と手術の方法
入院期間や手術について
【入院期間】
手術を受ける病院によって、入院期間は様々なようです。
私が入院したK大病院は術前と術後の検査やケアが充実しており、入院期間は4週間近くかかります。前回も同じ病院に入院したのですが、その時は術前後の負荷試験(ホルモンが正常に分泌されるかどうかの検査)はなかったので、3週間かからなかったと思います。数年前から内分泌内科と共同で下垂体腺腫の治療にあたることになり、手厚くなったそうです。
色々な施設のホームページを見ると、入院期間は2~3週間のところが多いみたいですね。あまり長く休めない、という方は受診する前に調べておいた方がいいかもしれません。
ちなみに、K大病院の下垂体の手術は内分泌内科→ICU→脳外科→内分泌内科と目まぐるしく入院先が変わるので、いつでも引っ越しできるように荷物は整理しておいた方がいいです。
【手術の方法】
脳腫瘍の手術、と聞いたら、まずは「頭パッカーン」を想像されると思います。しかし、下垂体は鼻の奥に近いところにあるため、鼻から内視鏡を挿入して行う「経鼻内視鏡手術」で摘出できます。なので、傷跡も残らないし、手術時間も2~4時間と短めです。術後の回復も早いです。すごいですよね。
なので「下垂体腫瘍見付かったらどうしよう。手術怖い」と思っている方は、安心して下さい。思っているより怖くありませんよ。
ただし、一度目の手術の時、「鼻からちょちょいと取るだけだと聞いたので、なめてかかってます」と失言したところ、「なめちゃ駄目です」と先生に真顔で怒られちゃいました。なめてはいけません。