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写真のない俳句  作者: 葛飾シトロン
3/4

2023年春 とりどりに雨を染めける桜かな


 ワンオペの夜の更けゆく春を待つ


 春寒しラーメン食べに傘を差す


 梅求め香りとともにさようなら


 昔の川こぽこぽ聞こえる春の音


 おぼろ月鏡に映るおんな顔


 日も暮れて唱歌口ずさむ春の花


 近寄れば童話の靴の藤の花


 衰えてなお躑躅色の躑躅かな


 花冷えに音もなく時朽ちぬ


 河畔飛ぶ蝶の眼スチームパンクの工場


 春光や水門の影やわらぎぬ

 

 とりどりに雨を染めける桜かな


 人生を畳みし後に桜見ゆ


 かの人は桜散り急ぐ里の人


 春の運河ポンポンポンと花運ぶ


 春水を飲んで息継ぐ子羊や


 友来たり春雨の色変わりゆく




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