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写真のない俳句  作者: 葛飾シトロン
1/4

2023年秋 草臥れて秋の暗がり香る宵


 咲き遅れ語り合うごと花菖蒲


 雨上がり古きベンチに蛇登る


 見晴るかす秋の淀みに船もなし


 彼岸花身の上話を宵に聴く


 舞い降りし蝶ねぎらいぬ彼岸花


 雲切れて水に映りし萩の花


 いざよいて月の有明タクシーの窓


 黒き野の秋の水底しゃがみ込み


 草臥れて秋の暗がり香る宵


 流れ星ギターケースにもう一つ


 君去りぬ忙しき吾に秋の虹


 子狸の寝言言ふ顔横たわる

 


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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。


▼小説家になろう 公式企画サイト

https://syosetu.com/event/haikutanka2023/

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― 新着の感想 ―
[一言] 「いざよいて月の有明タクシーの窓」 いざよいて、というのが何となく大人の世界な感じがして、良いと思いました。
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