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クリスチャンになってみた  作者: 甘粕 真古都
4/10

みなこさんとえみさん

 それから、何回かレッスンを受けた。

 突然だが、教会には「ホームティーチング」「家庭訪問」という制度がある。(現在はミニスタリングと名称を変えている)

 これは何かというと、ひとりひとりに担当の兄弟や姉妹が2人ずつ割り当てられて(姉妹の場合。兄弟は兄弟しか割り当てられない)、気にかけたり相談に乗ってもらったりする制度である。

 ホームティーチングをする兄弟を「ホームティーチャー」、家庭訪問する姉妹を「家庭訪問教師」と呼ぶ。

 一見良さそうな制度に見えるが、これも前回書いた支部会長のようにボランティアなので、人によって熱意に差がある。熱心な人はマメに連絡を取ったり気にかけたりしてくれるが、何もしない人は一切連絡もしない。

 大抵は教会員になってから家庭訪問教師が割り当てられるのだが、私の場合は教会員になる前に割り当てられたようだ。ふたりの家庭訪問教師が、私のレッスンに参加するようになった。

 ひとりは以前に紹介した、茶髪のみなこさん。もうひとりはえみさん(仮名)である。

 えみさんは私より10歳くらい年上の女性で、これまた押しの強い人だった。また、教会の活動に熱心に参加する人で、教会まで車で1時間もかかるところに家があるが、日曜日はもちろん平日の夜に活動やレッスンがあると車を走らせてくるのである。

 みなこさんもえみさんも仕事があるため、ふたり揃ってレッスンに参加することはあまりなかった。

 そして、宣教師のレッスンが一通り終わり、いよいよバプテスマを受ける12月11日になるのである。

 

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