スゴロクのうさぎ
「アラン君!?・・・ 大丈夫かい?
君って奴は、どうして無茶な事をしたんだい」
「ドアが開いてたから。入ってしまいました」
「君は・・・ 本当に困った男だ..」
「と、安心もしていられないんだ
ついさっきね、またゲートが現れた」
「君が入ったゲートとは違う
安定もしない巻き込むだけのゲートだ」
「なるほど... 鴨さん! ・・見ましたか?」
「人が現れた・・ いままで。こんな事は・・・」
「とにかく、近くに行ってみましょう
なにかが分かるかも知れない。 」
「確かにね。わかった」
「大丈夫ですか?」
「Pjdmムサヒ12なさひま」
「なんだって、それは何語かな?」
「Gaudmgtapwjdbfwpa」
「まただ。分からないよ なんて言ってるのか」
「鴨さん。古代語ですよ・・・」
「じゃあ君は彼女が古代からやって来たと?」
「分かりません。ただゲートから来た。
そして、恐らくこれは人為的なものだ」
「そう思う。根拠は? なにかな・・」
僕は推理する、
もし。古代人が今もよりも科学的で
進んだ技術を持っていたとして。なぜ?
ここへ来る必要がある?
それに。彼女はここは何処か分かっていない
もし。古代人が技術を持っていると
仮定するなら。彼女は何故ここが分からない
・ 彼女はこの世界が分からない
・ 通じない言葉
・ 少しの焦り
この三つから推測されるのは
恐らく彼女はここへ来ようとはしていない
つまりは誰かに連れられた、
もしくは・・ ゲートがいきなり現れた
だが。そのどちらにしろ人為的なもので
間違いはない。そう僕の勘が言っている
「・・これで、いいですか?」
「ああ、納得出来たよ」
「Euj3kjdmp.1n360adウャーざかはわーー」
「なんだ? なにが起こってる・・」
「こ、これは・・・」
今より遥か先の未來──
「そろそろかなぁ? アランさん」
「ラビィー あれはなんだ?」
「天才を集めたんだよ、同じ場所に
なにが起きるのかなぁ? 楽しみだよ」
「ラビィー 何を・・・」
「アハハハハハハハハ」
現時列
「何故、ゲートがこんなに現れる..
世界の終わりだ・・ もう望みはない」
「鴨さん。諦めないでください
神から人への挑戦状ですよ。受けましょう」
「あ、ああ・・・」
人は終わりを知っても生き続ける
意味もないことを幸せと感じる
意味ないことで幸せになれてしまう
僕らは幸せな生き物だ