─情徒─
「よくやってくれたね。アラン中尉」
「いつの間に僕に階級がついたんです?」
「今日、貴方が帰艦したその時からです,」
「艦長、お話が───」
「林道さんも良くやってくれましたね」
「艦長── 少し時間をくれませんか?」
「はい。 いいですよ」
「こんな所に私を連れてきて何を?」
「空元気は止めてください」
「僕が殺したんです。守れなかった・・・ 」
「林道さん・・・ やっぱりそうなんですね」
「許してください・・・・・・」
「私に怒って欲しいですか?」
「なぜ、そんなに冷静でいられるんです!」
「貴方も家族だからです・・・ でも──」
「ほんの少しだけ安心させてください・・・・」
「艦長───」
同時刻 艦長室では──
「どうせ、お前が兄貴を殺したんだろ!!」
「光希君。落ち着くんだ、彼が殺した
そう光希君は決めつけてるがわからない」
「そうだ。僕が殺した── 」
「おまえぇぇええ!!」
「光希君! 晴道くん手伝ってくれ」
「兄貴を殺されたんだろ? 好きにさせろ」
「清道くん・・・・」
「三奈木さん!!!」
「ハイハイ、 光希君───」
「殺してやる!!」
「その言葉は何度も言われたよ」
「なんで兄さんは死んだ!!」
「耐えきれなかったんだ。優しい人だ」
「クソッ── クソックソッ・・・・!!」
痛みがあった・・・・・・ 彼も泣いてる
なぜだろう・・・・? 罪が洗われていく
「なんで・・・兄さんを殺した!?」
「僕は殺してない・・・・・・」
「さっき・・ 殺したって言ったろ!!」
「自殺だ。きっかけは僕だからね」
「なんて言った!」
「言えない」
「答えろ! 人殺し!!」
「君や、家族を気付ける事は言っていない」
「答えになってないんだよ! さっきから」
「もういいだろう・・・・ 疲れたんだ」
「ふざけるなあぁぁぁああ!!」
「・・・・・ッ! ───今のは痛かった」
「待て───」
「青さん・・・?」
「ああ」
「何処から入って・・・?」
「君が出来ない方法で、だ」
「何しに?」
「明日の朝、POSSIBILITEで来い」
「───宇宙で待ってる」
「・・・・・・・・何だったんだ?」
「終わってないぞ」
「まだ、足りない・・・・・」
「わかった」
いつまで死に涙を流せるだろう?
親しい人が死んだとしても いつか涙は
枯れてしまう・・・ その時に人は
何を感じるか僕はまだわからない・・・
けど、泣くのは辛いだけだ・・・・




