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タイムマシン殺人喜  作者: トムネコ
30/41

覚悟と犠牲の平行線



閉じられた道が開いていく

そして。すぐに銃を構える二人は


さながら戦場の兵士だ




「おい、お前が招いたことだぞ

お前がこれ以上、もしも何かするなら」


「この手で殺してやる── 覚えとけ」


「そうだな、だが今は目の前の敵だ 」



そして 僕も銃を構える──



「戦闘を開始する」





「ここの基本的な構造は分かれ道

その分かれ道の周りに部屋がある 」


「と、なると・・・ 誰かが一人になる」


「お前だ、責任を取れ」


「僕も嫌ですよ。艦長なら喜んで

この命を捧げますよ、けど君には・・ 」


「絶対に嫌ですね」


「僕はずいぶん嫌われているんだな」


「そうだな」

「そうですね」





ガコン! すぐに二人は銃を構える



「俺が行く」


「いや、僕が行く」




銃を目標に向けながら

ゆっくりと対象に近付いていく




「頼む,外れてくれ」


「居ないか・・・・ ハァハァ 」


「極度の緊張状態を確認 確認」


「なんだ? これは・・・」


「なんですか? 煩いですね」


「なんだ・・・?」



「ハハ・・・ 緊張状態って僕のことじゃ

なかったのかな? クソッ!! 」




生物は種の発展の為に様々な方法で

子を成していく、その社会システムは


人類初の神が創ったであろう

生物の生き方を変えた偉大な構成システム



「これは── 」


「なんなんだ!!」


「酷い・・・ こんなに惨いことを」



そして── 巧く混ざり合い

種は種をまた新たな生物を産み出す


その生物の頂点は? 虫だ、

それは何故か? いろいろ有るだろう


しかし、分かりやすく言えばいい



生存能力が桁外れに高いのだと、


そう・・・ 彼らは虫である

恐ろしい程の生存能力を持った兵士だ




「子供か・・・・」


「何?」


「SF映画は観てませんか?」


「これと何の関係がある?」


「映画では人に卵を産み付けるんです」


「これがそうだと・・?」


「分かりませよ。宇宙の事なんて」


「どうするんだ? 林道、」


「僕に聞くな、僕もわからない」


「何かあるか? 君に聞いている」


「殺します」



「ふざけるな! お前は舐めすぎだ!!」


「人の命をなんだと思ってる!」


「神から与えられた魂── 」


「ババ、トゥン トゥン」


「なにやったぁぁぁ!!」


「ここのクルーがもしも感染したなら

僕はクルーを残らず殺しますよ。これが」


「僕なりの覚悟だ」


「ふざけるな! そんな言葉で人を」


「人を殺していいと思うな!!」



「殺してやる──」



そう言って、彼はハンドガンを抜いた


そして銃口はやはり僕に向けられる

死んでもいい。僕は正しい事をした




「パン────」



銃弾を放ったハンドガンは・・・・

腕を貫通していた─── 助けられた・・?




「林道──?」


「・・・・・・ッ・・・・」


「こんなやつ生かしてなんになる?」


「わからない・・・・」


「なんだ・・・・ッ!・・・」


「僕は死ぬ気はない。朝──」


「・・・・・・クソッ・・クソックソッ!!」




戦場に響いた遠吠えは遠くまで聞こえた



「ガウァ?」




 




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