表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムマシン殺人喜  作者: トムネコ
25/41

─火葬─



「それでは・・・・ 」


「今後のエイリアンへの対策と

部隊の戦力増強案を提示してください」


「では。艦長・・・

私と海へ行くというのは・・?」


「なぜ、ですか?」


「それは、私の・・・・」


「こやつに聞いてもロクな事はないぞ

瑠璃チャンよ、また生み出したぞ 」


「牛頭井さん、必要なものがあれば

何時でも言ってください 用意します」


「違うぞ、瑠璃チャンよ・・・

物はもう出来ている。必要なのは・・」


「隊長クラスのテストパイロットだ

誰か居れば、直ぐにでも実戦用に

組み直せる。どうだ、瑠璃チャンよ」


「はい 林道さんはどうですか?」


「いいぞ、煩い奴だが・・」


「牛頭井さん。言わせてもらいますよ

私は愛を誓ったあの日から艦長一筋な

だけの事・・・ それを煩いなどと・・・ 」


「お前のそういう所を好かん

だが、腕はいい・・・ 流石は隊長だ」


「決まりましたね、では次に移ります」


「゛葬鶩の鷹゛初代亡き後・・・

数百年と2代目が決まらない状況でした」


「ま、あの人の後ってのはキツいな」


「そうだね、俺も兄貴と一緒だよ」


「そうですね... 私も嫌ですね」


「あれ、三奈木さんも?」


「まぁ、理由は光希君と一緒ですよ」


「何せ、eagleai ですからね。

伊達じゃないですよ イーグルの名は」


「それで、瑠璃・・・ 次の隊長は

一体、誰だ? そろそろ不明機の情報

も教えてくれるんだろ? そうだよな」


「はい 不明機の事ですが・・」


「この艦に眠り、長く目覚めなかった

物だと言っておきます。そして・・・ 」


「その起動者── アラン:ロイド

彼を゛葬鶩の鷹゛2代目に任命します」


「アラン:ロイドって、客人か?

あの信用できない・・・

瑠璃、これは鴨さんへの冒涜だぞ!」


「そうだよ、瑠璃姉さん

俺らが誰に助けられたか・・・

忘れた訳じゃないだろ。瑠璃姉さん」


「はい 覚えています

そして、忘れる事もありません 」


「なら、どうしてだよっ!?」


「だからこそです これは彼の推薦で

決まり始めたことになります。

彼が アラン:ロイドを推薦しました」


「これはこの艦に残った彼の戦歴や

この艦への貢献に対する彼の権利です」


「彼が推薦したと、なれば・・・

私は嫌でも客人を隊長に仕立て上げる

これが・・ 彼への誠意と感謝です 」


「本当に鴨さんが推薦したんだな?

瑠璃、そうなれば・・ 

鴨さんは生きてるのか? 瑠璃、」


「残念ながら・・・」


「生前、彼は・・・ この艦に

アラン:ロイドへ宛てた記録を

遺していました、そして 彼は・・」


「脱出用ポッドで過去へ行ったと

思われます。 彼に会うために・・・」


「そうだよ、鴨さんに会ったよ

それに僕は鴨さんの葬儀もしたよ 」


「これでも、まだ・・ 嘘と言うなら

国営墓地に鴨さんの遺体が眠ってる」


「・・・・・お前は信用できないんだよ」


「信用できないんじゃない、

事実から、真実の死から・・・

アンタは目を背けてるだけだろ・・」


「おい、新入りもう一回言ってみろ」


「アンタと違う所は死に向き合った事だ

俺は! ・・・・僕は 鴨さんを運んだ

分かるか? この辛さが・・・ アンタは」


「・・・ソッ・・・・クソッ!・・・・」


「兄貴・・・・」


「教えてくれませんか? 英雄の死を」


「三奈木さん・・・」


「瑠璃艦長、辛いのは分かります

でも、これだけは聞かないと

私も私以外の彼に救われた者たちは」


「先には進めません・・・!!」


「・・・・・」


「続きを話してくれないか?」


「・・・あの日、最後だと思わなかった

血で濁った床と3つある死体・・・

全ての匂いが混ざった部屋だった」


「そこに血だらけのそして・・・

もう死んだ鴨さんが居た。

僕は咄嗟に何故か抱いたんだ体を」


「涙と、汗と、血と、」


「全てが僕を責めたよ・・・

何故、死なせたのってね、

けど、僕は分かった・・ 鴨さんは」


「死にたかったんだって....」


「英雄は皆、孤独──」


「もしあの日・・・・

僕が何かに気付いて・・ それで、

何かしていたら未來は違っていたかも」


「あれから3年─ そう思わない

日はありませんよ、すまなかった」


「貴方の英雄を僕は殺してしまった」


「そうか・・・・」


「それが君の覚悟か・・ 伝わったよ」


「君の想いの総てが伝わった

後は 君が応えるかどうかだ・・・」


「この艦に残りたいか?」


「──残りたいです」





人は失いまた得るのだろう


しかし、失ったものは大きく

得たものは小さく見える だが


それでも・・・・


僕らは生きていく


応えを求めて──









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ