vision>時の再動
人生と白紙は一緒だと
─最初に言ったのは誰だったか
人生は選択の日々だと言われる
そしてそれは白紙も同じように選択だ
未來という白き紙には絵を描き
色を塗る作業が大切だと言う人が居る
人が出来る限界を人は夢と呼ぶ
正しさや悪は無い、夢は全てを巻き込む
価値があった・・・・
「鴨さん・・・」
人は白紙に戻ったとき、
貴方は何を感じましたか? 幸福な時
「もう、随分...経つね
君が青ざめた顔で僕を見て泣いたよ」
「そうでしたっけ・・・?
あんまり、覚えが無いから・・・ 」
「今、どんな仕事してるんだっけ?」
「仕事と言うよりは研究と
言ったほうが近いですけどね..」
「どんな研究を?」
「隕石の研究です。あの日から
ずっと、やってます・・・ 僕には」
「悪かった・・ 君には酷だったね
忘れてたよ、しかし研究は気になるな」
「別に特別なことはしてないですよ
例えば、何処から来たか その歳や
耐熱性や何かに対しての物質の変化を」
「それだけやって・・・ 収穫は?」
「正直に言って・・・
全くわからない、というのも・・・
何処から来たかがわからずどうにも 」
「それじゃあ・・・ 何も得られてない」
「まぁ・・ 端的に言えばそうです」
「そうか・・・・ で、話の・・」
「先生、次の診察を始めてください」
「おっと、すまない・・・ 君の話が
良いところだったのに。続きは今度、」
「次はいつですか・・・?」
「次は・・・・・ まぁ、すぐ会えるよ」
人は嘘を付く 意味もなく
そして、輪を広げていき・・・
一つの円を作る
「また、降ってる・・・
最近は多いな、被害がなければ良いが」
「とにかくだ、帰って休もう・・
疲れた... 早く眠りたいな・・・」
あの日、見たものは──
惑星の崩壊─ 生命の誕生──
「・・っ・・・・は・・・」
「なんだ、僕は帰って寝ようと
女の子・・ 君、大丈夫か? 本当に」
「・・た、けて・・・」
「なに、何て言った?」
「・・・た、けて・・ ・・・助けて」
「助ける? 意味が分からない」
「──星が降る」
「星・・・ つっ・・・痛いっ・・・」
「・・・見て。 目を開けて───」
「ああ、 は・・・・はは
これが? はは・・・・ 未來か?」
「・・これはビジョン──
起こるハズの起こった事の未來─」
「僕は・・・・」
「貴方は一度、未來を生み出した
その力を未來が必要としてる・・ 」
「僕だけの力じゃなかった・・
君も知ってるだろう? 聞いたか?」
「未來を── 救って・・」
「その言葉・・・ いつ聞いたかな
君のせいで忘れた記憶が蘇ったよ」
「余計なことをしてくれたよ
僕には研究が有るってのに、フッ─」
「行こうか、 ──未來へ 」




