表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムマシン殺人喜  作者: トムネコ
20/41

YU<A



「鴨さん。行ってきます・・」


「ああ、気を付けるんだ..

本当に行くとは思わなかったよ」


「行くんですよ・・・」


「だって、... 終わってないでしょ

ラビィーさんとの約束を果たさないと」


「アラン君。 ・・未來は綺麗だよ」


「・・そう思います。」





「博士、私は貴方をそう簡単には

死なせませんよ。貴方がまだ必要だ」


「未來はまだ、貴方の手に在る

それは・・・ 私の物の筈だ、違うか?」


「博士、私は創造が出来ない

貴方程の神の創造が! 出来ない..」


「博士、もう・・・ いいです」


「君は・・ 何故だ? おかしい

生きている筈がないぞ。君は死んだ」


「ええ、死にました・・・

けどね、地獄にも科学は在りました」


「博士、僕は貴方を救いたい」


「どうせ、神に選ばれ消される命だ

愛する者の為に使って何が悪い!!」


「貴方の物語に貴方が殺す誰かが

含まれている事が何よりも問題です」


「私は人生を懸けてあの子を育てた

・・・あの子はもう一人に殺された。」


「実験だと、そう言われたよ

国の事だから会えない。何故だぁ!」


「鴨さんのことですか?」


「そっちではない。アイツはまだ

未來に居る。絶対に私が殺す・・・ 」


「なら、過去に・・・?

これは僕の純粋な疑問です」


「過去の博士を見たかった、

鴨勝をこの眼で、私の眼で見たかった」


「それなら、良かった・・・

私から来た、言えることは1つだ」



「アラン君を未來のいざこざに

あの子を巻き込むな。もう充分だ」


「傷付いたと・・? あの子よりも

そんな訳あるか、お前は殺すと 」


「決めた日からあの子の笑顔に

私は会えないままだ。お前だけは」


「絶対に許さん」



「その答えを聞いて安心したよ

もう眠ってもいい時期だ、そうだろ」



華える銃声、悲しい声


世界はいつも私を苦しめる


終わりだ博士、私も君も


未來は彼に託そう─


いい未來を創ってくれる筈だ、


違うか? そう思うだろう




「そうだ、助手君」


「ラビィーですよ 博士、」


「アラン君が会いたがってた

約束を果たしたいそうだ、約束だ」


「叶えてあげて欲しい・・・

もう疲れたよ、今は休ませてくれ」


「ええ、会いますよ・・・博士」


「それを聞けて良かった...

視界がぼやける死の前兆だ・・・」


「眠いな・・・ 眠い・・ ・・・ ・・」  



「博士、もう未來は安心です

悲しい未來はやって来ません・・・」


「そう・・ ですよね・・・・?」





「ここが未來──」



タイムマシンに乗り


先に あった未來は── 


少し、想像と違った




「誰か、誰か居ますか?」


「おかしい、間違えたのかな?

それとも・・・ 空間の歪みに入った」


「誰か─」



「僕を探してたかい?」


「ラビィーさん」


「約束... なんだろ

君が思った結果は生まれないよ」


「脅かせてって言いましたよね

未來に来ましたよ、ラビィーさん」


「え、・・・ あ、ああ・・・・

なるほど、確かに驚いたよ」


「これで、あと30人は死ななくて

すみますよね、ラビィーさん 」


「ああ、それと返そうかな

後、6人も・・・ ゲームだよ」


「殺しはしない」


「随分、手の込んだゲームですね」


「幸い、金だけは在ったからね」


「だから言ったろ。驚かせて・・・」


「君は約束を果たしてくれた

望みは? なにかな、用意しよう」


「正直.. 分かりません」


「望みは無い人間は居ないよ」


「今は無いですよ・・・

叶いましたから望みが・・・」


「そうか・・・ そうだね・・」


「ラビィーさん?」


「アラン君・・・ もう未來は─

悲しい未來は・・ 見たくないよ..」



雨は止み、また降る


人は何が雨で何が晴れなのだろう


痛みはいつ、消えただろうか


知らぬ間に消え去ったもの


それを ──欲しくなった










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ